影祓いの依頼
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前回…というか初任務もそのような形ではあったが正規のカミフダを追うというものだったので問題…なかったと言えば嘘になるが無事解決できたが
今回のシャドウに関することはさすがに七代も心配のようだ
そもそも目的さえ曖昧なのだから
「お前なら1人でも十分に桐条に顔向けできる実力者だ、滞在期間は1年、何もなかったらそのまま帰ってこい」
「了解です」
「まさか滞在するためにまた高校生をやることになるなんて思いませんでしたよ」
七代は苦笑いしながらそう言った
「あまりにも田舎すぎて日本OXASでも顔が利く人間がほとんどいなくてな、ボロボロの辰姫神社ってとこにある家を滞在場所にするのが精いっぱいだったんだ、それに学生は噂に敏感だ、情報収集に役立つだろう……お前にまた高校生それも2年生になってもらうことについては心苦しく思っている」
七代は去年高校卒業する年齢だ
「神社…ですか神使さんは居るんですか?」
「…わからん」
神社には神使が居ることがあり場合によっては協力してもらえることもあるのだが…あまりにもボロボロな辰姫神社の様子を見ると……
「まぁ、行ってからのお楽しみですね」
「それより……本当にそいつも連れていくのか?」
「そいつとはなんじゃ」
突然自動車の中から少女の声が聞こえる
「私が主様と共にいるのが何か変かのぅ?」
自動車の中に少女の姿は見えない
声は七代の鞄から聞こえるようだ
「白が居ないと呪言花札を使うのが難しくなりますから」
白……カミフダの一種である呪言花札の番人で今は白札の姿をしているが白い鴉や少女の姿へ変身することがある
七代はある手違いで白と契約することになったのだが…それは今の物語には関係ないだろう
「くれぐれも厄介ごとを起こすなよ、一応白はお前の妹という形で一時的に戸籍を作っているが学校は行かせれない…ボロを出すなよ」
「白についてはうまくやりますよ、呪言花札もそこまで数持ってきてませんし大事を起こすことはないと思います」
48枚+αあった呪言花札だったが今七代が所持しているのは番人である白札の白を含めて8枚だけだ
本来ならすべて七代が所持しているべきだがそれをすると組織内のパワーバランスが大きく崩れるので制限されている
「それから武器に関してだが法に触れるような火器刀剣の使用は推奨しない…お前ならその籠手があれば十分だろう」
封札師に支給されている籠手は封札師というか秘法眼という能力を持っていればなんであれ手に持った物の能力を最大限まで引き上げ
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