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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第219話
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さんの……ブツブツ…………」
その様子を見守っていたセリーヌは呆れた表情で溜息を吐き、エマは呆然とした様子でブツブツ呟き
「エマ?どうしたのだ?」
「ハッ!?い、いえ……な、何でもありません……」
ラウラに声をかけられるとようやく我に返った。
(ね、ねえ……クロチルダさんのリィンを見る目……ちょっとおかしくない?)
(そ、そう言えば……――――!ま、ままままままま、まさか……!?)
(こ、この野郎……!お前は後何人増やせば気がすむんだよ!?)
リィンを見つめているクロチルダの様子がおかしい事に気付いたエリオットは冷や汗をかき、ある事を察したマキアスは混乱し、クロウは顔に青筋を立ててリィンを睨み
(フッ、まさかあの”蒼の深淵”すらも射止めるとはな……まあお蔭で厄介者をシュバルツァーに押し付ける事ができるな。)
レーヴェは静かな笑みを浮かべてリィンとクロチルダを見比べていた。
「――――!リ・ィ・ン〜〜〜〜??」
「「に・い・さ・ま〜〜〜〜〜??」」
「……リィンさん?」
「お兄様……”また”ですか…………」
「むう〜……!」
「うふふ、”また”増えそうですわね♪」
「やっぱりリィンって、巨乳好きだね。」
一方クロチルダのリィンを見る目を見た瞬間クロチルダがリィンに想いを寄せている事を瞬時に察したアリサやエリゼ、エリス、クレア大尉はそれぞれ膨大な威圧を纏ってリィンを見つめて微笑み、セレーネは疲れた表情をし、トワは頬を膨らませ、アルフィンはからかいの表情をし、フィーは一瞬クロチルダの胸に視線を向けた後ジト目でリィンを見つめた。
「ええっ!?何でいきなり責められるんだ!?後フィー!誤解を招くような事を言うな!」
アリサ達に一斉に見つめられたリィンは慌てた様子で反論し
「……………………」
「ガタガタブルブル……!」
「リ、リィンさん……!本当に懲りない人ですね、貴方は!?」
「アハハ……でもスカーレットさんの件も考えたら、ありえてもおかしくないわね……」
「ハッハッハッハッ!さすがはリィン君だね♪」
エリゼ達の膨大な威圧の余波を受けたリフィアとエヴリーヌはそれぞれ表情を青褪めさせて身体を震わせ、ツーヤは顔に青筋を立てて身体を震わせ、プリネは冷や汗をかいて苦笑し、オリヴァルト皇子は声を上げて笑った。
(……やはり恐れていた事が現実と化してしまいましたか。)
(フフッ、リィンの”慈悲”に彼女も心を打たれて、改心してリィンの事を好きになったのでしょうね。)
(アハハハハハハハッ!敵組織の最高幹部すらも落とすなんて、さすがはご主人様ね♪)
(ふふふ、この様子ですと今夜あたりに彼女が
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