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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第219話
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で済ませるのはリィンくらいだろうな。」
「リィンらしい答えね。」
クロウの感謝の言葉に対して答えたリィンの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいている中、ガイウスとゲルドは苦笑しながら呟いた。
「リィンに感謝するのは当然だが…………”C”―――いや、クロウ・アームブラスト。それとヴィータ・クロチルダもエリゼにも感謝するのじゃぞ。本来なら重罪人であったお主達は処罰が実行されるまでは牢屋に拘禁されているはずだったのに、あれ程の好待遇で過ごす事ができたのはわざわざお主達が処罰されるまでの間の拘束権が欲しいと申し出たエリゼのお蔭なのじゃからな。」
「そのくらいはわかっているっつーの。俺達を牢屋から出して城館に軟禁するように取り計らってくれた事には感謝しているぜ、エリゼ嬢ちゃん。」
リフィアの言葉に頷いたクロウはエリゼを見つめ
「いえ、私は兄様達の為にしただけで、決してお二人の為ではありませんので私に感謝する必要はありません。」
「エ、エリゼ。」
エリゼの答えを聞いたリィンは冷や汗をかいた。
「ったく、俺を制圧した時といい、全部リィンの為かよ………前々から思っていたがお前のリア充度は色々とおかしすぎだろ。何でお前の周りにはそんなにいい女がたくさん集まるんだよ!?」
「フフ、その点については同感だね♪」
「え、えっと…………」
クロウとアンゼリカの言葉を聞いたリィンは答えが見つからず、冷や汗をかいて黙り込んでいた。
「だがリィンの”そういう所”に助けられたのだから、お前は文句が言える立場ではないと思うのだが?」
「確かにそうよねぇ?リィンの女運によって命が助かった所か、牢屋暮らしの筈が城館の客室に軟禁という好待遇で過ごせた上一時的に釈放されたものねぇ?」
「むしろクロウはリィン君に感謝すべきだろうね。」
「ア、アハハ……」
「グッ……痛い所を突きやがって。」
それぞれからかいの表情をしているユーシスとサラ教官はそれぞれ指摘し、ジョルジュの言葉にトワは苦笑しながら答えを濁し、クロウは疲れた表情で唸り声を上げた。
「ハハ………―――改めてよろしくな、クロウ。」
「……ああ。」
そしてリィンとクロウは互いに握手をした。
「クロチルダさんもよろしくお願いします。エマがずっと目標にしてきた”魔女”であるクロチルダさんの力……期待しています。」
「ええ……君がそれを望むなら、存分に力を貸してあげるわ。それに君には一生をかけてでも、恩を返すつもりだし。」
「ハハ、一生だなんて大げさですよ。」
クロチルダの言葉を大げさに捉えたリィンは苦笑した。
「ハア……本当に性質の悪い男ね。」
「姉さんがリィン
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