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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第219話
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アお姉様は誰にも止められないものね♪」

「ア、アハハ………」

冷や汗をかいてリフィアを諌めようとするプリネに忠告は無駄である事を伝えるエヴリーヌとレンの言葉を聞いたツーヤは苦笑していた。



「オリヴァルト皇子、余達も”紅き翼”に協力しても構わんな?」

「フム。喜んで……と言いたい所だが、その代わりに一つだけ私の頼みを聞いて頂けないだろうか。」

「お、お兄様……?一体何を……」

リフィアの協力の申し出に対して予想外の答えを出したオリヴァルト皇子にアルフィンは戸惑いの表情をした。

「む?一体何じゃ?」

「………メンフィル軍の一部でも構わないから、宰相殿との決戦の際に最前線で戦うエレボニア軍の助力をして頂けるようにリウイ陛下達に取計らってくれないだろうか?私は一人でも多くのエレボニア軍の兵達を生還させたいんだ。―――勿論その中には”鉄道憲兵隊”や”情報局”、それに領邦軍も入っている。」

「殿下……」

「………………」

「……勿体無いお言葉です。」

オリヴァルト皇子の本音を聞いたラウラは驚き、ユーシスは目を伏せ、クレア大尉は静かな表情で会釈をした。



「―――よかろう。後でリウイ達にも説明して、メンフィル軍の部隊をエレボニア軍と連携できるように取り計らっておこう。」

「ありがとう。これで何とか兵達の死傷者を一人でも減らす事ができるね……」

「はい……」

リフィアに感謝を述べた後安堵の溜息を吐いたオリヴァルト皇子の言葉にアルフィンは静かな表情で頷いた。



「……そうじゃ。ちょうどいい機会じゃし、今の内にエレボニア国王代理の件も伝えておく。」

「え……」

「まさかエレボニアに派遣されるメンフィル皇族の方が決まったのでしょうか?」

リフィアが呟いた言葉を聞いたアルフィンが呆けている中、ある事を察したクレア大尉は真剣な表情で尋ねた。

「うむ。――――エフラム、エイリーク、ヒーニアス、ターナ。この4人が協力してエレボニア国王代理を務める事になった。」

「なっ!?エフラム皇子殿下達がですか!?」

「しかも一人ではなく四人も派遣するのですか……!?」

「というか何で4人も派遣するんだ?普通は1人だろう?」

意外な人物達がエレボニア国王代理を務める事にリィンは驚き、ラウラは信じられない表情をし、トヴァルは不思議そうな表情で尋ねた。



「―――ケルディック……いえ、バリアハートの統括領主である私達の件同様、皇族達にはそれぞれ公務があります。幾らエレボニア国王代理の件を承諾したとはいえ、どうしても外せない公務もありますからエフラムお兄様達が協力して務める事になったのです。」

「最初に言っておきますがエフ
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