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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第219話
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」
「…………―――フフ、私でよろしければ喜んで。改めてよろしくお願いします、アルフィン義姉様。私の事は今後エリス同様呼び捨てにして頂いて構いませんよ。」
アルフィンの提案を聞いたエリゼは目を丸くした後苦笑しながら頷き
「ええ、よろしくね、エリゼ♪」
アルフィンはエリゼの両手を握ってウインクをした。
「あの……エリゼお姉様。どうしてお二人を牢屋から出してバリアハートの城館の客室に移送して軟禁したのでしょうか?」
その時セレーネは不思議そうな表情でエリゼを見つめて尋ね
「それは…………」
「――――信じていたのじゃよ、エリゼはお主達を。」
エリゼが答えを濁している中、リフィアがエリゼの代わりに答えた。
「え…………信じていたって、どういう事ですか?」
「うふふ、エリゼお姉さんはメンフィルに拘束されて処刑の判決が下された二人の状況をリィンお兄さんや”Z組”が何とかしてくれると思っていたのよ。――それで”Z組”にとって身内である二人の待遇を普通の犯罪者とは比べ物にならないくらいの好待遇にしてあげたのよ。」
アリサの疑問にレンは小悪魔な笑みを浮かべて答え
「姉様……」
「エリゼ………何から何まで本当にありがとう。」
レンの説明を聞いたエリスは微笑み、目を丸くしていたリィンはエリゼを見つめて感謝の言葉を述べた。
「……私は兄様の妹として当然の事をしたまでです。」
「ハハ、妹扱いして欲しくないと言っておきながら自分で妹って言っていたら意味ないじゃないか。」
「……ぁ…………」
エリゼの答えを聞いたリィンは苦笑しながらエリゼを抱きしめてエリゼの頭を撫で、その様子を見ていた周囲の人物達は冷や汗をかいた。
「全く君はこんな時でも相変わらずだな……」
「いい加減周りを考えて行動しろ。」
「フフ、まあリィンだから仕方ないだろう。」
マキアスとユーシスは呆れた表情で呟き、ラウラは苦笑し
「さすがは妹とも結婚する超シスコン兄だね。」
「アハハ、リィンだしね〜。」
ジト目のフィーの言葉に続くようにミリアムは無邪気な笑顔を浮かべて頷いた。
「うふふ、エリスは混ざらなくていいのかしら?内心混ざりたいのでしょう?」
「ア、アルフィン義姉様!」
からかいの表情をしているアルフィンにウインクをされたエリスは慌てた様子で声を上げた。
「ハハ、”結社”の人形兵器をも従えた”守護の剣聖”も愛しの兄の前では形無しか。」
「フフ、微笑ましいですね。」
トヴァルとクレア大尉はリィンとエリゼを微笑ましそうに見守っていた。
「ハッハッハッハ!リィン君は本当にレディーとの縁に恵ま
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