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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第218話
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為にここまでしてくれて……今夜今までのお詫びの意味も込めて、私の身体を君に捧げるわね……)」

苦笑しながらヴァリマールを見つめていたクロチルダは頬を僅かに赤らめた。



「うふふ、この結果こそがエリゼお姉さんが望んだ最高の結果なのでしょうね♪」

「さてな……だが、エリゼは間違いなく手を抜く事なく本気でリィンと戦った。―――これだけは”真実”である事は余でもわかる。」

「同感です。よかったわね、エリゼ……」

「………………―――シグルーン、そろそろ戻るぞ。」

小悪魔な笑みを浮かべているレンの推測にリフィアは静かな笑みを浮かべて答え、シグルーンは微笑みながらリフィアの言葉に頷き、静かな笑みを浮かべてヴァイスリッターを見つめていたゼルギウスはシグルーンに視線を向けた。

「ええ。―――殿下、私達は軍務が残っていますのでお先に失礼します。」

「うむ。―――そうじゃ。ゼルギウス、シグルーン。少しいいか?」

「ハッ。」

「何でしょうか?」

去ろうとするゼルギウスとシグルーンを呼び止めたリフィアは二人にある事を小声で伝えた。



「―――予定とは異なるがお主達も共に来てもらうぞ!」

「御意!殿下が彼らと共に行く事がお望みなら、私とシグルーンも喜んでお供致します。」

「フフッ、”リベルアーク”や”影の国”の時はお共できませんでしたが、ようやく決戦時に殿下のお共をできますわね。―――それでは私達は一端失礼いたします。」

リフィアに見つめられた二人はそれぞれ微笑みを浮かべて答えた後その場から去って行った。そしてヴァリマールとヴァイスリッターからそれぞれの操縦者が地面に膝をついた状態で現れた。



「ちょ、しっかりしなさいよ!」

「ああ……大丈夫だ………」

疲労困憊な様子のリィンにセリーヌは慌てた様子で声を掛け、アリサ達はリィンに駆け寄った。

「リィン……!」

「……みんな……ありがとう……信じて見守ってくれて……」

自分を信じて見守ってくれたZ組や協力者達をリィンは心から感謝しながら見回した。



「そ、そんなの当然でしょ!」

「えへへ、内心ドキドキしてたけど……」

「……だが、お前ならきっと成し遂げられると信じていた。」

「ああ……私もだ。」

「勿論わたくしもですわ!お兄様はこの日の為に頑張って来たのですから……!」

「そっか……」

仲間達の言葉に頷いたリィンは立ち上がった。



「ま、完全にエリゼと二人の世界だったみたいだけど。」

「うふふ……何て言うか入り込めませんでしたね。」

「むしろ入り込んだら二人から攻撃されそうな雰囲気だったね。」

「エ、エヴリーヌお姉様……
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