暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第216話
[3/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ての通り、”騎神”には様々な謎が未だ残されてあるわ。幾ら私でも”騎神”の設計なんて知らないわよ……でも、”神機”は”騎神”を参考にして創られた人形兵器よ。”パテル=マテル”もその一つでもあるわ。」

「ええっ!?という事は”パテル=マテル”も”騎神”を参考にして創られたのですか!?」

「道理でオルディーネとも互角以上に渡り合える訳だな……」

エマの問いかけに答えたクロチルダの話を聞いたツーヤは驚きの表情で声を上げ、ユーシスは重々しい様子を纏って呟いた。



「エ、エリゼさん。まさか”最後の試練”の内容は……」

「その”騎神”によく似た人形で、ヴァリマールとオルディーネとの決着の代理をするつもりなのね。」

一方ある事を察したアルフィンは不安そうな表情をし、ゲルドは静かな表情で問いかけた。

「―――いえ、私がお二人の”約束”の代理を務める等、そのような傲岸不遜な事をするつもりはありませんし、お二人の”約束”の代理をこの私が務められる訳がありません。私は状況を考えれば仕方ないとは言えオルディーネを破壊し、お二人の”約束”を踏みにじってしまったせめてもの償いに、兄様とクロウさんの”約束”を可能な限り再現しただけです。」

「エリゼ…………」

「………………」

エリゼの答えを聞いたリィンとクロウはそれぞれ辛そうな表情をしていた。



「―――ヴァイスリッター、私を中に。」

「承知――――」

そしてエリゼはヴァイスリッターの中へと入り、ヴァイスリッターは太刀を取りだした!

「なっ!?まさかあの”太刀”は……!」

「”ゼムリアストーン製の太刀”……!一体どこで大量の”ゼムリアストーン”を……それに一体誰が創ったんだ!?」

「東部による”精霊窟”にある”ゼムリアストーン”は私達が全部回収したはずだが……まさか西部にある”精霊窟”から手に入れたのかい?」

ヴァイスリッターが持つ見覚えのある太刀を見たマキアスは驚き、ジョルジュは信じられない表情で声を上げ、アンゼリカは真剣な表情で自身の推測を口にして問いかけた。



「うふふ、わざわざゼムリアストーンを探さなくても”ゼムリアストーン製のスクラップ”ならたくさんあるじゃない。」

「ゼ、”ゼムリアストーン製のスクラップ”…………?」

「!まさか……破壊したオルディーネを解体してそれらやオルディーネが持っていた双刃剣を材料にして”ゼムリアストーン製の太刀”を創り上げたのか!?」

レンの言葉にエリオットが戸惑っている中、何かを察したクロウは信じられない表情で声を上げた。



「あ………」

「そ、そう言えば”騎神”であるオルディーネもそうですが、オルディーネの武器も”ゼムリアストーン製”でし
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ