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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第215話
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撃を仕掛け
「………………」
エリゼが繰り出す怒涛の攻撃を太刀で防御しながらリィンは反撃の機会を探っていた。
「止めです!ハアッ!!」
「!妖の型――――沙綾身妖舞!!」
「キャアッ!?」
そして最後の強烈な一撃を放つ為に跳躍したエリゼが落下しながら襲い掛かってくる際にできる隙を逃さず、反撃をしてダメージを与えた。
「……ッ!―――来たれ神雷!」
「グッ!?」
ダメージからすぐに立ち直ったエリゼは魔力によってリィンの頭上に雷雲を発生させると共に雷を落としてリィンを怯ませ
「この剣で、私達の幸せを阻む愚か者達を断ち切ります!秘剣――――烈震迅雷牙!!」
抜刀の構えで太刀に魔力や闘気を注ぎ込み、一瞬でリィンの背後へと駆け抜け、その瞬間無数の聖なる雷の魔力を纏った斬撃がリィンに叩きこまれた!
「うあああああっ……!?グッ!?ハア……ハア………まだだっ……!」
「まさかあれに耐えるなんて……!」
自身のSクラフトをまともに受けたにも関わらず耐えきったリィンをエリゼは信じられない表情で見つめ
「ロイドさんに教えてもらったからな……!”壁”を超える為には”絶対に諦めない事”を。この程度の痛みでクロウ達を……エリゼを諦められるものか……!」
「リィン君…………」
「ったく、他人からわざわざ教えてもらわなくても、お前自身が元々そんな性格だろうが。」
痛みに顔を歪めながらエリゼを見つめて言ったリィンの言葉にクロチルダは頬を赤らめて嬉しそうな表情をし、クロウは苦笑しながらリィンを見つめていた。
「―――ならば耐えきれなくなるまで攻撃を続けるまでです!闇を切り裂く金耀の一刀――――セイッ、ヤアッ!」
エリゼは太刀を光の長剣とさせ、閃光の速さでリィンに十字架を刻み込み
「うおおおおおおっ!!」
エリゼの攻撃に対し、リィンは太刀を振るって防御した。
「ハァァァァァァァ……!絶―――閃鳳剣!!」
「蒼き龍よ、駆けよ!――――蒼龍炎波!!」
更にエリゼが閃光の速さで光の太刀を振るって放った光の鳳凰に対し、リィンは太刀に宿した闘気によって発生した蒼き炎を竜の姿にして解き放って相殺した!
「……ッ!今のも防ぎますか……!ですが次で決めます!ハァァァァァ……!」
絶技すらも防いだリィンに驚いたエリゼは気を取り直した後集中して太刀に膨大な闘気を溜め込み
「(ここだ……!)無明を切り裂く閃火の一刀………はあああ………っ!」
対するリィンも太刀に闘気による膨大な炎を纏わせ、迎撃体勢を取っていた。二人はそれぞれ溜めの動作に入り、それぞれの闘気によって周囲の空気が震え、小規模な揺れを起こしていた!
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