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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第214話
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では決して支える事ができない部分を担っているエリゼの事を大切な”仲間”だと思っているのです。」

「そして此度の戦いはエリゼにとって一生の中で最も大切な戦い。その戦いをエリゼの仲間として見逃す訳にはいかなかったのだ。」

「その割には随分と遅れてきたのね?戦いも佳境に入っているわよ?」

「セ、セリーヌ。」

シグルーンの後に説明したゼルギウスの話を聞き、ある事が気になっていたセリーヌの疑問を聞いたエマは冷や汗をかいた。



「……私とシグルーンが見守りに来た戦いは今の戦いではない。”次”がエリゼにとって最も大切な戦いだ。」

「つ、”次がエリゼにとって最も大切な戦い”って……!」

「お、おいおい……あんな激戦を繰り広げておいて、まさか2連戦をするつもりなのか、あの嬢ちゃんは!?」

ゼルギウスの答えを聞いたアリサとトヴァルは信じられない表情をした。



「うふふ、良い事を教えてあげるわ。エリゼお姉さんはね、大好きなリィンお兄さんにとって大切な”C”との”約束”を状況を考えれば仕方ないとはいえ、自分が割り込んで滅茶苦茶にしてしまった事に罪悪感を抱いているみたいでね。その”償い”として、せめて自分が可能な限り、リィンお兄さんと”C”との”約束”を再現するつもりなのよ。その為に必要な”ゼムリアストーン製の太刀”もレン達が用意してあげたんだから♪」

「な―――――」

「何だと!?」

「ク、クロウ君とリィン君の”約束”って事は……!」

「しかも”ゼムリアストーン製の太刀”という事は……!」

「―――”騎神”同士による決着か。」

「まさか……エリゼも”騎神”を持っているって言うの!?」

レンの口から出た信じられない話にクロチルダは絶句し、クロウは驚き、トワは信じられない表情をし、驚きの表情をしているジョルジュの言葉に続くようにアンゼリカは重々しい様子を纏って呟いてエリゼを見つめ、サラ教官は真剣な表情でレンを見つめて問いかけたが

「”騎神”は持っていないわよ、”騎神”はね。」

レンは意味ありげな表情を浮かべて答えを誤魔化した。
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