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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第214話
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てくれるのでしょうね♪何せ条件は”様々な意味”でイーブン……いえ、下手したらエリゼお姉さんが上かもしれないわね♪」
「―――少なくても”武器”に関してはエリゼが上じゃろう。何せ”太刀”を作ったのはウィルじゃしな。」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの意見にリフィアは静かな表情で答えた。
「―――どうやら間に合ったようですわね。」
「へ――――」
「!!」
聞き覚えのある声が聞こえたマキアスは呆け、サラ教官が血相を変えるとペガサスに騎乗したシグルーンがペガサスを地上へと着地させ、続くように馬に騎乗したゼルギウスも現れた。
「シ、シグルーン中将!?どうしてここに……」
「それに”聖魔皇女”の親衛隊の隊長もいるね。まさかとは思うけどエリゼの加勢に来たの?」
二人の登場にエリオットは驚き、フィーは警戒の表情で尋ねた。
「そのような無粋な真似はせん。我々にとって”仲間”であるエリゼにとって大切な戦いを見届けに来たのだ。」
「”仲間”…………」
「あ、あの。前から疑問に思っていたんですけど、どうしてお二人はそんなにもエリゼちゃんを特別視しているのでしょうか?」
ゼルギウスの答えを聞いたゲルドは呆け、トワは戸惑いの表情で尋ねた。
「そうですわね……エリゼは私やゼルギウスとは異なる形でリフィア殿下を支えている貴重な娘だというのが一番の理由ですわ。」
「……それは一体どういう意味でしょうか。」
シグルーンの答えの意味がわからなかったラウラは不思議そうな表情で尋ねた。
「―――私とシグルーンは一生殿下を支え続けるとそれぞれの剣に誓った。だが支えると言っても、私達が殿下にお仕えし、殿下を守護するという形でしか支える事ができない。対するエリゼは真の意味でリフィア殿下を支えている。」
「え……で、ですがエリゼさんはリフィア殿下の専属侍女長なのですから、”仕える”という意味で考えれば同じなのでは……」
ゼルギウスの話を聞いたアルフィンは戸惑いの表情で指摘した。
「確かにエリゼは余の専属侍女長じゃが、その前に一人の”友”じゃ。メンフィル皇女にしてメンフィル皇帝の跡継ぎである余と対等に付き合える貴重な存在じゃ。――――オリヴァルト皇子、ミュラー少佐がいるお主ならエリゼの重要性がわかるのではないか?」
「……なるほどね。”主”の間違いに気付いた際、”主”に逆らってでも”主”の間違いを正そうとする存在がリフィア殿下にとってエリゼ君なのだね。」
「あ………………」
リフィアに問いかけられたオリヴァルト皇子の答えを聞いたアルフィンはオリヴァルト皇子とミュラー少佐の主従関係を思い出していた。
「―――その通りですわ。そして私達は私達
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