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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第214話
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「それを言ったら俺なんか、絶対敵わないレベルだぜ……」

ユーシスの叫びを聞き、苦笑しているオリヴァルト皇子の意見に同意したサラ教官はリィンの強さを見て表情を引き攣らせ、トヴァルは疲れた表情で呟いた。



「アハハ〜、ユーシスの言っている事も案外当たっているかもしれないね〜。ボク達が今まで出会ってきた”八葉一刀流”の人達って、みんな”人外”としか思えない強さだもんね〜。」

「ミ、ミリアムちゃん……それはあくまで偶然ですよ……」

ミリアムの言葉にクレア大尉は冷や汗をかいて苦笑しながら指摘し

「……二人とも、そんなに驚くような強さなの?私が知っている人達の中にあのくらいの事はできる人もいたけど。」

「ゲ、ゲルドさん……?じょ、冗談ですよね……?」

「人間って、時々こうやって”魔王”や”竜”をも葬る程のとんでもない強さを手に入れるんだから、相変わらず人間に秘められてある”無限の可能性”は理解できないわ……」

首を傾げているゲルドの言葉にエマは表情を引き攣らせ、セリーヌは疲れた表情で溜息を吐いた。



「兄様……姉様…………女神様、こんな哀しい戦い、早く終わらせて下さい……!」

「頑張って下さい、お兄様!」

辛そうな表情で二人の戦いを見守っていたエリスは二人の戦いが早く終わるようにその場で強く祈り、セレーネはリィンに声援を送り

「ハハ……何だか”黒竜関”でのアンとログナー候の”親子喧嘩”を思い出すね。」

「フフ、さすがにあんなとんでもないレベルじゃないよ。」

ジョルジュの言葉を聞いたアンゼリカは静かな笑みを浮かべて答えた。



「お、驚いたわね……エリゼさんはわかっていたけど、まさかリィンさんがあそこまで強くなっているなんて……」

「というか何気に他の誰かが使っている技も使っているよね?」

「え、ええ……あたしの剣技まで使った事には驚きました……」

「しかも”飛燕剣”の上位技まで使っているぞ。」

「フッ、機会あれば俺も手合せ願いたいものだ。」

リィンの強さにプリネは目を丸くし、エヴリーヌの疑問にツーヤは驚きの表情で同意し、リフィアは信じられない表情をし、レーヴェは静かな笑みを浮かべ

「フフ、なるほど……確かにあの強さならアルフィン皇女を連れて”パンダグリュエル”から脱出できたのも納得できるわ。」

「いや、俺が戦った時はあんな”化物”じゃなかったし、”鬼”の力を使ってたぞ?ったく、たった3ヶ月ちょっとで完全に追い越されちまったのをこの目で見るとへこむぜ……」

苦笑するクロチルダの言葉に指摘したクロウは疲れた表情で溜息を吐いた。



「うふふ、”前哨戦”でこれだけ凄いんだから、”本番”である最終戦はどんな戦いを見せ
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