暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第213話
[2/5]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
相手は誰なんだろう……?」

(マスター、まさかとは思いますけど2回目の相手は……)

(…………ええ。もしかしたら彼女はこの時の為に、ヴァイスリッターの操縦を必死で練習し、二大国侵攻の時もヴァイスリッターで戦っていたのかもしれないわね……)

クロチルダの忠告を聞いたエマは驚いた後信じられない表情をし、セリーヌは目を細め、エリオットの推測を聞いてある事を察したツーヤの念話にプリネは重々しい様子を纏って答え

「他の連中はともかく、リィン。今のエリゼ嬢ちゃんは俺なんざ軽く一蹴できる程の腕前だ。生半可な気持ちで挑むんじゃねえぞ。」

「ああ……わかっている。」

クロウの警告にリィンは決意の表情で頷いた。その後準備を整えた後リィン達は”紅き翼”の面々を呼び寄せ、指定された場所に向かうとそこにはエリゼがリィン達を待ち構え、少し離れた場所にリフィアやレン、そしてクロウとクロチルダがいた。



〜オーロックス峡谷〜



「うふふ、ちゃんと全員来たみたいね♪」

「えっと……レン姫が何故こちらに?」

「もしかして”殲滅天使”がエリゼの”試練”の相手の一人?」

レンを見たセレーネは戸惑い、フィーは警戒した様子でレンを見つめた。



「いいえ、レンは”観客”としてこの場にいるだけよ。1回戦もそうだけど、2回戦は興味深い対戦カードになるしね♪」

「”興味深い対戦カード”、ですか?」

「……………………(”灰”と”白”のぶつかり合いの事ね……)」

レンの答えを聞いたラウラは不思議そうな表情をし、ゲルドは複雑そうな表情をしていた。



「クロウ君……!よかった、無事で……!」

「拘禁されていたって聞いていたけど、元気そうで何よりだよ……」

「フフッ、どうやら悪運だけは相変わらずあるようだね。」

クロウの姿を見たトワやジョルジュ、アンゼリカは安堵の表情をし

「よお……悪ィな。久しぶりの再会がこんな無様な姿で。」

「あ……」

「手錠か……」

「先輩とクロチルダさんは拘禁の身だから仕方ない、か。」

クロウがわざとらしく見せた手錠を見たトワは悲しそうな表情をし、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き、マキアスは複雑そうな表情をしていた。



「エリゼ!せめて二人の手錠を外してあげてよ!二人は逃げるつもりが無い事はもうわかっているでしょう!?」

「――――”試練”を乗り越えた際にお二人の手錠の鍵も差し上げます。」

「え……じゃ、じゃあエリゼさんがお二人の手錠の鍵を……」

アリサの懇願に静かな表情で答えたエリゼの話を聞いたアルフィンは目を丸くし

「―――それで”試練”の相手は一体誰だ?」

「まあ〜、状況を考えた
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ