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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第211話
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「―――リフィア殿下。本日殿下をお呼びしたのは”Z組”がベストを尽くしてオズボーン元宰相との決戦に向かう為にも殿下の御力が必要な為、嘆願に参りました。」
「なぬ?それは一体どういう意味じゃ。」
「―――俺達”Z組”はまだ全員揃っていません。これではオズボーン元宰相との決戦の際に支障をきたす可能性も考えられます。」
「…………”Z組が全員揃っていない”…………―――!プリネ達を”Z組”に戻せと言いたいのか?」
リィンの話を聞いて考え込んだ後すぐに察しがついたリフィアは真剣な表情でリィンを見つめて確認を取った。
「はい。―――殿下は以前こう仰いましたよね?エレボニア存亡会議の結果がどのような結果になったとしても、プリネさん達を復学させると。」
「確かに言ったが……プリネ達の復学はトールズ士官学院が再開されてからだとあの時言ったはずじゃぞ。」
「それならば問題はないかと思われます。トールズ士官学院は”既に士官学院として再開している”のですから。」
「え…………」
「リ、リィンさん?一体何を……」
「もしかしてこんな状況で授業を再開しているの?」
リフィアを見つめて言ったリィンの主張にプリネは呆け、ツーヤは戸惑い、エヴリーヌは目を丸くした。
「―――”士官学院”は平時では授業を行いますけど、戦時になれば場合によっては軍事基地としての機能をする……殿下、サラ教官。そうですよね?」
「ああ、確かにリィン君の言う通りだよ。」
「フフ、非常事態になれば士官学院生もそうだけど教官達も軍事行動をするわ。―――例えばガレリア要塞の時のようにね。トールズが”士官学院”である事はプリネ達が入学する前からご存知ですよね?」
リィンの言葉にオリヴァルト皇子と共に頷いたサラ教官は口元に笑みを浮かべてリフィアを見つめ
「む…………」
「フッ、エレボニア存亡会議を乗り越えた影響なのか、随分と屁理屈が上手くなったな?」
「レ、レーヴェ……褒めるのならちゃんとした褒め方をしてあげてよ……」
リィン達の主張を聞いて考え込んでいるリフィアを見た後静かな笑みを浮かべるレーヴェにプリネは冷や汗をかいて指摘した。
「―――エリゼ、一つ聞きたい事がある。」
「え……私にですか?一体何でしょうか。」
リィンの問いかけに目を丸くしたエリゼは気を取り直して続きを促した。
「プリネさん達からクロウとクロチルダさんは今この城館に軟禁されている話は聞いている。そして牢屋に入れられた二人をエリゼの指示によってこの城館の客室に移送されたと聞いたけど……一体どういう事だ?専属侍女長の判断だけでそんな事ができるのか?」
「!それは………………」
リィンの問
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