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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第211話
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「―――わかっている。だからリウイ陛下かリフィア殿下に面会できるようにしてもらえないだろうか?」
「え……」
「もしかしてリウイお兄ちゃん達にエヴリーヌ達が”Z組”に戻れるように説得するつもり?」
自分の言葉を遮ったリィンの申し出にプリネは思わず呆け、エヴリーヌは目を丸くして尋ねた。
「はい。」
「忙しいのはわかっているが、何とか面会の時間を取って貰えるようにしてもらえないだろうか?」
「お願い、プリネ……!」
オリヴァルト皇子の話に続くようにエリオットは頭を下げ
「…………お父様は立て込んでいて、今すぐの面会は無理ですがリフィアお姉様はちょうどこの城館にいらっしゃっていますからリフィアお姉様との面会は可能です。」
「後クロウと結社の”蛇の使徒”もこの城館に軟禁されているよ。」
「ええっ!?」
「姉さんとクロウさんもこの城館にいるんでえすか!?」
プリネの後に答えたエヴリーヌの意外な答えにエリオットは驚き、エマは信じられない表情をし
「エヴリーヌさん……」
「こいつらの前でその件を口にすれば、奴等に会わせろとしつこく言ってくる事が予想できないのか……?」
ツーヤとレーヴェは呆れた表情でエヴリーヌを見つめていた。
「一体どういう事かしら?”槍の聖女”の話ではあの二人は牢屋に拘禁されているとの事だったけど……」
「……あの二人の拘禁場所はエリゼさんの指示によって変えられ、今はこの城館の客室にそれぞれ軟禁されているんです。」
「え……ね、姉様の指示でですか!?一体何故……」
サラ教官の問いかけに答えたプリネの話を聞いたエリスは驚き
「…………リフィア殿下がいらっしゃっているという事は殿下の専属侍女長であるエリゼもこの城館に今もいるという事になる。―――プリネさん、どうか二人に会わせてくれないか?」
目を伏せて考え込んでいたリィンは決意の表情になってプリネを見つめた。
「…………――――わかりました。」
その後プリネの手配によって、少しするとリフィアとエリゼが客室に入って来た。
「余とエリゼに用があるとの事じゃが……一体何の用じゃ?余もそうだがエリゼもオズボーンとの決戦に向けての準備があるのじゃぞ?」
「……その言い方からするとリフィア殿下もそうだけど、エリゼ君もメンフィルの精鋭部隊のメンバーなのかな?」
リフィアの問いかけを聞いてある事が気になったオリヴァルト皇子はエリゼを見つめ
「はい。―――それでリフィアだけでなく、私にまで用があるとプリネ様達が仰っていたそうですが本日は何の御用でしょうか?」
オリヴァルト皇子の問いかけに頷いたエリゼは静かな表情で尋ねた。
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