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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第210話
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めて尋ねた。



「”鉄道憲兵隊”の指揮の方は別の者に任せているのでご心配には及びません。それに”鉄道憲兵隊”の今後を考えると私自身、皆さんに協力した方が各国やエレボニアの民達の心証を少しでも良くする事ができるのですからむしろ、皆さんの部隊に私を入れて欲しいのです。」

「”鉄道憲兵隊”の今後の為……ですか?」

クレア大尉の説明を聞いたセレーネは不思議そうな表情をし

「……なるほどね。今回の騒動は”鉄血宰相”が起こした事なんだから当然各国もそうだけど、エレボニアの民達の”鉄血宰相”直属の”鉄道憲兵隊”や”情報局”もそうだし、”鉄血の子供達(アイアンブリード)”であるあんた達に対する心証が最悪になって風当たりが強くなるのは目に見えているものね。」

「あ…………」

サラ教官の推測を聞いたリィンは辛そうな表情でクレア大尉を見つめていた。



「はい……各国やエレボニアの民達の心証を少しでも良くする為にも”鉄道憲兵隊”と”情報局”は全員エレボニア軍に従軍し、陽動部隊の中でも最前線――――つまり一番敵戦力が多いと思われる”真・煌魔城”の正面で戦う事になっています。」

「なるほどね〜。クレアが”鉄道憲兵隊”の代表者で、ボクが”情報局”の代表者としてオジサンを討伐するって訳?」

クレア大尉の説明を聞いてある事を推測したミリアムはクレア大尉に尋ねた。

「ええ。”情報局”はレクターさんが指揮する事になっていますので。」

「しかしそうなるとオズボーン元宰相と盟友の関係であった父さんに対する民達の心証も最悪になるかもしれないな……」

「マキアス……」

父親の事を心配するマキアスをエリオットは心配そうな表情で見つめていた。



「もしそんな事になっても、レーグニッツ知事は私達エレボニア皇族が全力で庇うからその点に関しては心配しないでくれ。レーグニッツ知事は戦後のエレボニアに絶対に必要な人材だし、私自身も信頼している相手だしね。」

「あ、ありがとうございます……!」

「殿下。先程から”エレボニア軍”と仰っていますが、正規軍だけでなく領邦軍も参加させるのですか?」

マキアスがオリヴァルト皇子に頭を下げた後ある事が気になっていたアンゼリカは真剣な表情で尋ねた。

「……その件についてだが、アンゼリカ君には申し訳ないが、領邦軍の者達に関しては”貴族連合”の一員として戦い、私達エレボニア皇族に対して反逆したという”罪”があるからね。その償いとして領邦軍は最前線で戦う事になっている。」

「え……最前線で戦う事が何故”償い”になるのでしょうか?」

重々しい様子を纏っているオリヴァルト皇子の説明を聞いて不思議に思ったエマは目を丸くして尋ねた。



「最前線って言
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