暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第209話
[4/5]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
イ陛下達から聞いてわかった事なのだが、メンフィルは1度目のユミル襲撃が起こった後からエリス君の居場所を突き留める為にメンフィル軍の諜報部隊が領邦軍の兵士達や将校を拷問した後暗殺して入れ替わっていたそうでね……アルバレア公に対する”見せしめ”としてクロイツェンの領邦軍の兵士達を一番多く暗殺していたとの事だ。」
「そんな……!」
「エリスお姉様の居場所を突き留める為だけに一般兵の暗殺までしていたのですか!?」
「しかも拷問をしてから暗殺って、幾ら何でもやり過ぎよ……!」
「……………」
クレア大尉とオリヴァルト皇子の説明を聞いたリィンは悲痛そうな表情をし、セレーネは信じられない表情をし、アリサは厳しい表情をし、エリスは辛そうな表情をし
「………………リィン、エリス。先に言っておくがお前達がその件で罪悪感を抱く必要はない。そうなってしまった全ての責は父上―――いや、”アルバレア公爵家”なのだからな……」
「ユーシス………」
「……お気遣いありがとうございます。」
ユーシスの気遣いにリィンは辛そうな表情をし、エリスは静かな表情で会釈した。
「……そして皆さんもご存知の通りクロイツェンとラマールはメンフィルとクロスベル領と化した為、それらの州の領邦軍は2国に吸収されました。それらの件も含めると領邦軍は全体の3割前後まで低下したとの事です。」
「3割前後って……」
「優勢だった貴族連合の被害が一番大きいのか……」
アルフィンの説明を聞いたエリオットは呆然とし、ガイウスは重々しい様子を纏って呟き
「……猟兵の被害はどうなっているのかしら?確か貴族連合は相当な数の猟兵団を雇っていたでしょう?連中は使えないのかしら?」
「それがメンフィルとクロスベルは猟兵達に関しては特に容赦なくてな。貴族連合が雇っていた猟兵達に関しては敗走しても追撃して一人残らず討ち取ったそうだ。」
サラ教官の問いかけにトヴァルが答えた。
「そんな……!どうしてそこまでして猟兵達を……」
「……メンフィルとクロスベルの判断は当然よ。猟兵崩れになって自国や各国で犯罪を犯す可能性が高いから見逃す訳にはいかなかったのでしょうね。」
「ん。猟兵を逃がせば猟兵崩れになるだけ。犯罪者になるのがわかっているんだから、”処分”しただけだと思う。」
「フィー…………」
悲痛そうな表情をしているリィンにサラ教官は説明し、サラ教官の説明に頷いて淡々と話すフィーをラウラは辛そうな表情で見つめていた。
「その……私達も突入メンバーに加わってもらいたいとの事ですが私達はどの精鋭部隊と行動するんですか?もしくは私達だけ別のルートから屋上を目指すのでしょうか?」
重くなった空気を
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ