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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜援軍の鼓動〜
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、幽霊の彼女どころか本来決して相容れる事はない存在である魔族と天使に加えて”魔神”すらも仲間にしていますので〜。」
「えっと……その戦いに加わったら私達は何か得とかあるんですか?」
エルバラードの疑問に答えたコリドーラにラヴィリエは不思議そうな表情で尋ねた。
「得するかどうかはわかりませんよ〜。”特別課題”ですので〜。」
「”課題”って事は確定しているようなものじゃない……」
コリドーラの答えを聞いたラヴィリエは疲れた表情をしたが
「――だが”特別課題”という言葉からして、こなす事ができれば”我々の今後”の為にもなるかもしれないな。」
「!それって……!」
「他の”候補者”より有利な立場に立つ事ができるのですか?」
ミストリアの言葉を聞いて顔色を変え、エルバラードは真剣な表情でコリドーラを見つめて尋ねた。
「さあ〜、どうなるかは私も知りませんよ〜。」
「…………わかりました。その”特別課題”、謹んで引き受けさせて頂きます。二人も、協力してくれるかい?」
とぼけた様子で答えたコリドーラを見つめて考え込んだエルバラードは決意の表情で答えた後二人に視線を向け
「ええ、勿論!それに”冒険者”としても興味が惹かれる話だし!」
「この世界とは異なる世界……どのような世界なのだろうな。」
ラヴィリエとミストリアはそれぞれまだ見ぬ異世界に興味津々な様子を見せながら答えた。
「決まりですね〜。ああそうそう〜、今回の”特別課題”には面倒ですけど私も引率としてついて行く事になっていますので〜。」
「わかりました。先生も一緒に来てくれれば心強いです。異世界か……一体どんな所なんだろう?」
コリドーラの加勢に心強さを感じていたエルバラードはまだ見ぬ未知の世界に期待を膨らませながら窓の外を見つめていた。
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