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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第207話
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単に封印が解ける訳が――――!!」
エイドスは反論したがある事に気付いて血相を変えた。
「その点に関しては感謝するぞ、”六銃士”にメンフィル帝国。貴様らが起こした戦争によって先程”空の女神”が言っていた負の感情とやらが高まったのだからな。」
「二大国侵攻の件か……」
「………オズボーン宰相。エイドス様が仰っていた”ユリス”とやらを復活させて何をするおつもりなのです?」
オズボーン宰相の答えを聞いたリウイは重々しい様子を纏って呟き、複雑そうな表情で黙り込んでいたイリーナは気を取り直して真剣な表情で尋ねた。
「―――知れた事。この”力”で”零の御子”によって改変された忌々しきこの世界を一度破壊し、エレボニア帝国の名の元に再生する。勿論メンフィルを始めとした異世界もその中に入っている。」
イリーナの問いかけに対し、オズボーン宰相は不敵な笑みを浮かべて驚愕の言葉を口にした!
「な―――――オ、オズボーン宰相!ま、まさか貴方はこのゼムリアだけでなくディル=リフィーナまでも手中に納めるおつもりなのですか!?」
「何という事を……!」
「…………………」
オズボーン宰相の話を聞いたユーディットとアルバート大公は信じられない表情で声をあげ、アリシア女王は真剣な表情で黙り込み
「”人”の身で世界どころか神々にまで喧嘩を売るとは愚かとしか思えん行為じゃな。」
「俺達や各国もそうだが、ディル=リフィーナの神々がそのような事を黙って見過ごすと本気で思っているのか?」
リフィアは呆れた表情で呟き、リウイは真剣な表情で問いかけ
「ふ、ふざけないで下さい!わたくし達は……”アルノール家”を始めとしたエレボニアの人々はそのようなおぞましい事を望んでおりません!」
「閣下……」
「そのような事をして貴方が仕えている父上が許すと思っているのか?」
アルフィンは怒りの表情で反論し、クレア大尉は辛そうな表情で肩を落とし、オリヴァルト皇子は厳しい表情で問いかけた。
「―――もはや役に立たない”駒”は必要ない。当然息子でありながら親であるこの私に歯向い、更には”駒”としても役立たずなリィンもそうだが、ルーファス以外の”子供達”も不要だ。」
「っ!!」
「……貴方に絶対の信頼を置いていたユーゲント陛下すらも”駒”として見ていたのですか……」
「あ、貴方という人は……!」
「あんた直属の部下のクレア大尉達どころかエレボニアの皇帝まで”駒”扱いする上しかも捨てるなんて、どこまで根性が腐っているのよ、あんたは!」
「酷すぎるよ……!」
オズボーン宰相の口から出た信じられない答えにクレア大尉は息を呑み、アリシア女王は重々しい口調で呟き、クローディア
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