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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第206話
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…………」
「お兄様、お二人の”減刑”に成功しただけでなくクロウさんをトワ先輩達と共に卒業させる事に成功しましたわ……!」
「うむ………!」
「カレイジャスに戻ったら会長達に真っ先に知らせないとね。」
「フフ、しかも”空の女神”の意志も変えさせるなんて、リィンには驚かされっぱなしね」
待機室で会議の様子を見守っていたアリサは呆け、明るい表情をしているセレーネの言葉にラウラは力強く頷き、フィーとサラ教官は静かな笑みを浮かべた。
「やったぁぁぁぁっ!」
「ぐすっ……姉さんを救ってくれて本当にありがとうございます、リィンさん…………」
「後はヴィータも今回の件を切っ掛けに心を入れ替えれば言う事無しなんだけどね。」
エリオットは嬉しそうな表情で声をあげ、エマは涙を流してリィンに感謝し、セリーヌは苦笑しながら呟き
「な、何だかここまで都合よく事が運ぶと後で何かとんでもない事が起こりそうでちょっと怖いよな………?」
「ちょっとマキアス〜。それって”フラグ”になるから言わないでよ〜!」
「フン、もしそのような事が起こっても今までのように乗り越えるだけだ。」
「ああ……普通なら不可能と思える事をやり遂げたオレ達なら絶対に乗り越えられる……!」
マキアスの言葉にミリアムが疲れた表情で指摘した後に静かな笑みを浮かべて答えたユーシスの言葉にガイウスは力強く頷いた。
「………そ………んな…………う……て……この世界に………ラウ……波が……」
「ゲルドさん?顔色が悪いようですけど、どこか具合が悪いのですか?」
その場にいる全員が喜んでいる中表情を青褪めさせているゲルドに気付いたエリスは心配そうな表情でゲルドを見つめて問いかけ
「……………みんな、喜んでいる所悪いけど”本当の戦い”はまだ残っているわ。」
ゲルドは決意の表情で答えた。
「へ……ほ、”本当の戦い”ってどういう事よ??」
「…………ゼムリアとディル=リフィーナを守る決戦。―――それが私達の”本当の戦い”よ。そしてその戦いを引き起こす元凶――――”リィンの本当の父親”があの場にもうすぐ出てくるわ。」
アリサの疑問に対し、ゲルドは重々しい口調で語った後厳しい表情で端末を見つめた。
「え……………」
「ゼ、ゼムリアと異世界を守る決戦って……!」
ゲルドの言葉にエリスは呆け、エリオットは驚き
「そ、それよりお兄様の本当の父親がその戦いを引き起こすってゲルドさん、仰いましたよね!?」
「リィンの本当の父親という事は……!」
「まさか……”あの男”が生きていたというのか!?奴の遺体も確認されているのだぞ!?」
「そ、それにどうしてあの人がそん
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