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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第206話
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手によって死亡し、”十三工房”は一部を除き、全て二大国侵攻の際にメンフィルとクロスベルが制圧し、支配下に置いた。」

(”十三工房”を支配下に置いたって事は恐らく結社の技術力を利用するつもりなんだろうね。)

(戦争のどさくさに紛れて何をやってんのよ……でも”一部を除いて”って言っていたけど、その”一部”ってもしかして”あそこ”の事かしら?)

(―――”ローゼンメイデン工房”ですわね。)

(あそこはレンちゃん達が一時期お世話?になっていた所だからあそこは襲わなかったかもしれないね……)

リウイとヴァイスの説明を聞いたヨシュアは真剣な表情で推測し、ジト目でリウイとヴァイスを見つめていた後ある事に気付いたエステルの小声の続きをフェミリンスが答え、ミントは苦笑しながらリウイを見つめていた。



「ええっ!?み、”身喰らう蛇”のトップである”盟主”に加えて他の”蛇の使徒”達がメンフィルとクロスベルに討ち取られたんですか!?」

「しかもオーレリア将軍と言えば他国にもその名を轟かせているエレボニア帝国の領邦軍の”英雄”ですな……」

一方驚愕の事実にクローディア姫は驚き、アルバート大公は信じられない表情で呟いた。

「――――確かに”鋼の聖女”のメンフィルへの貢献や功績を考えれば陛下の仰る通りメンフィルに罪を許され、好待遇で雇用させて貰ってもおかしくありません。―――ならばクロチルダさんにも”鋼の聖女”同様償いの機会を与えるのが”筋”だと思います。」

「!!………………」

そしてリィンの主張に目を見開いたリウイは真剣な表情で考え込み

「―――リィン様。一つ尋ねてもよろしいですか?」

エリゼは静かな表情でリィンを見つめて尋ねた。



「エリゼ……?」

「リィン様は何故敵対関係であったお二方の為にそこまでするのですか?」

「……俺自身が二人を救いたいという気持ちもあるけど……先輩達に”約束”したからな。――――クロウを何とか学院に連れ戻し、先輩達と一緒に卒業させるって。叶えられなかった俺とクロウの”約束”の代わりにせめて先輩達とした”約束”だけは叶えたいんだ。」

「リィンさん…………」

「!……………………クロウさんについては理解しました。では”蒼の深淵”についてもクロウさん同様他に理由があるのですか?」

リィンの答えを聞いたアルフィンは辛そうな表情をし、目を見開いて驚いたエリゼは複雑そうな表情をした後気を取り直して続きを促した。



「ああ、理由があって当たり前だろう?”紅き翼”の方針は”学院の関係者を保護する”事もその一つだ。エマにとってお姉さんであるクロチルダさんも俺達にとって”関係者”だ。」

「!!……………兄様……………」

リィン
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