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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第205話
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ノルティア州とサザーランド州の領邦軍や貴族達全員の署名です。もしその署名がこの場に必要ならば今すぐお渡しできます。」

「ええっ!?」

「何と……!」

「それ程までの膨大な数の署名を一体いつの間に集めたのですか?」

リィンの説明にクローディア姫とアルバート大公が驚いている中、アリシア女王は目を丸くしてリィンを見つめて尋ねた。



「今回の会議が始まるまでの期間全てを使って集めました。」

「…………会議が始まるまでの期間、”カレイジャス”が毎日頻繁に各地を飛び廻っていたという報告は聞いていたが……その署名の為だったのか。」

リィンの話を聞いたリウイは真剣な表情で考え込みながら呟いた。

「なおその署名には私達―――”アルノール家”も全員署名している。」

「また署名活動をする事を決めた際にまだユミルに滞在していたエイドス様やエイドス様のご家族にも署名して頂きましたわ。」

オリヴァルト皇子の後に答えたアルフィンは微笑みながらエイドスを見つめ

「フフ、そう言えばそんな事もありましたね。」

「無論エイドス様が署名されたのですから、その場にいた私を含めた七耀教会の関係者も全員署名しています。彼が持っている(くだん)の二人の減刑を嘆願する署名書には記されてはいないが七耀教会に所属する者達は全員署名したとみなしても構いません。何せ我々七耀教会が崇める存在である”空の女神”の意志こそが七耀教会が最大限に尊重すべき事ですので。」

見つめられたエイドスは苦笑しながら答え、セルナート総長は口元に笑みを浮かべて答えた。



「ええっ!?あ、あの……今の話は本当なのでしょうか?」

セルナート総長の話に驚いたユーディットは驚きの表情でセルナート総長とエイドスを見つめて尋ねた。

「はい。既に教皇を含めたアルテリアの上層部の方々には私が話を通しておきました。」

「セルナート総長………エイドスさん……」

セルナート総長とエイドスの予想外の助け舟にリィンが明るい表情でセルナート総長とエイドスを見つめている中、アリシア女王とクローディア姫、そしてアルバート大公がそれぞれ視線を交わして頷いた後リィンを見つめて言った。

「リィンさん。もしよろしければ私とクローディアも話に出て来た二人の減刑嘆願の署名をさせて頂いても構いませんか?」

「確かに二人の罪は重いですが……”処刑”以外にも償う方法はあると私とお祖母様は信じています。」

「私もアリシア女王陛下達と同じ考えだ。我がレミフェリアにも”処刑”という処罰はあるが、相当な重罪でない限り”処刑”という方法は取らないしな。」

「あ、ありがとうございます……!―――ヴァイスハイト陛下。図々しい頼みと承知しておりますが三国の皇族
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