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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第205話
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「……その件に関しては私が説明をさせてもらう。エレボニアとカルバードのテロリスト達に襲撃されたあの会議の日にガレリア要塞が”帝国解放戦線”に襲撃され、一時的に”帝国解放戦線”によって占拠されてしまった。」

「ええっ!?」

「まさかそのような事が起こっていたとは……!しかし何故そこで先程の話が関係するのですか?」

オリヴァルト皇子の説明を聞き、クローディア姫と共に驚いたアルバート大公は真剣な表情で尋ねた。

「…………!!まさか…………ガレリア要塞に搭載されてある”列車砲”で”クロスベルごとオズボーン宰相を葬ろうとしていたのですか”?」

「………………はい。」

そしてある事に気付いて信じられない表情をしたアリシア女王の推測にアルフィンは悲しそうな表情で頷いた。



「そ、そんな…………」

「各国のVIPの方々どころかクロスベルの民達まで巻き込もうとしていたなんて……」

「……なるほど。その件も考えれば確かに極刑が降されてもおかしくありませんな。」

「「…………………」」

アリシア女王の推測を肯定したアルフィンの答えを聞いたクローディア姫は表情を青褪めさせ、ユーディットは信じられない表情で呟き、セルナート総長は納得した様子で呟き、ヴァイスとエルミナは静かな表情で黙り込んでいた。

「……どういう事ですか?そのような話は初耳です。エレボニアは何故当事者である我々にもそのような事件があった事を報告してくださらなかったのですか?」

一方アルバート大公は厳しい表情でオリヴァルト皇子達を見つめて問いかけた。



「……お恥ずかしい話になりますがテロリストにガレリア要塞が占拠されてしまい、各国のVIPの方々の命を脅かしてしまったという失態を隠す為に情報操作を行いました。」

「それは…………」

「エレボニア帝国の立場を守る為に情報操作、ですか。」

「国としては正しい判断だな。」

クレア大尉の説明を聞いたクローディア姫は複雑そうな表情をし、エルミナとヴァイスは真剣な表情で呟いた。

「……しかし情報操作を行ったその件を何故メンフィル帝国は存じているのですか?」

「メンフィル帝国とはガレリア要塞の件を内密にする代わりに当時実習活動でガレリア要塞に訪れていた”Z組”のメンバーの中にメンフィル帝国の”客将”であり、トールズ士官学院に留学していたエヴリーヌ殿がいらっしゃいまして。事件が起こった際彼女はメンフィル帝国にガレリア要塞で起こった事件を報告した後エレボニア帝国に無許可で”列車砲”を破壊してしまったのですが……メンフィル帝国よりガレリア要塞の件を内密にする代わりにエヴリーヌ殿の行動をとがめないという内容もあったのです。」

アリシア女王の疑問に対し、オ
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