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八神家の養父切嗣
五十話:彼の願望
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フェイト執務官、ご無事で?」
「今のところ問題ありません。そう、今のところは……」

 どちらも警戒したまま動くことが出来ない。そのような状況下でもシャッハは余裕があるように装いフェイトに声をかける。このままではどちらも動くことが出来ない。故にどちらかが間違いなく仕掛ける。その切っ掛けを生み出すためにフェイトは切嗣とアインスにずっと謎だったことを尋ねる。

「切嗣さん。あなたの目的は一体何なんですか?」

 余りにも単純な質問。しかし、それこそが最も大切な問いかけなのだ。理由を聞くことで相手の想いを知り助けられることであれば手伝う。それが、フェイトがなのはから教わり、今まで続けている大切なこと。切嗣はそれに対してまるで明日の天気を尋ねられたように自然に、どこまでも当たり前のように答える。


「知れたこと。全人類の救済だよ、フェイト・テスタロッサ」

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