第7話
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族”としての義務を果たす為に、仕方なくそれらをあげただけよ。困っている”姉”や”兄”を助けるのも”妹”の役目だしね。)
(!そうか………ハハ、ユウナの事を素直じゃないって言っているけど、君も色々と理由を付けてユウナに誕生日プレゼントをあげたんだから、君もユウナと同じじゃないか。)
(ム……ロイドお兄さんの癖にレンをからかおうとするなんて生意気ね。―――それよりもレンばかりに構っていていいのかしら?エリィお姉さんたちに誤解されるわよ♪)
ロイドの言葉に頬を膨らませたレンは小悪魔な笑みを浮かべてロイドに忠告し
「へ………」
レンの忠告に呆けたロイドが振り向くとエリィ達はそれぞれ黙ってロイドとレンを見つめていた。
「え、えっと………」
「……わたし達の目の前で堂々と内緒話をするなんて、お二人は”知り合い”というレベルではないとしか思えないのですが……?」
「だよなぁ?まさかロイドがそっちの趣味だとは思わなかったぜ〜♪セシルさんみたいな素晴らしすぎる女性に可愛がってもらっている癖に、そっちの趣味だなんて色々な意味で残念な男だな〜?」
エリィは言い辛そうな表情で言葉を濁し、ティオはジト目でロイドとレンを見つめ、ランディはからかいの表情でロイドを見つめて問いかけた。
「いやいや、違うから!というかセシル姉は関係ないだろう!?」
「うふふ、それじゃあロイドお兄さんはどんなレディがタイプなのかしら♪」
慌てて否定するロイドをレンは小悪魔な笑みを浮かべて問いかけ
「頼むから、これ以上場を引っ掻き回すような事を言わないでくれ………」
問いかけられたロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。その後気を取り直したロイドは仲間達と共に支援課のビルに到着した。
〜夕方・中央広場〜
「え……」
「あの人は……」
支援課のビルの近くまで仲間達と共に来たエリィとロイドはビルの入口の前にいる青年―――アーネストに気付いて驚いた後、アーネストに近づいた。
「―――ああ、良かった!本当にこの場所でいいのか迷っていたんだよ。」
「アーネストさん……ひょっとして私を訪ねて来られたんですか?」
「ああ、事務所の用事のついでに訪ねさせてもらったよ。………エリィ?どうしたんだい?元気がないようだけど……」
「あ………」
「先ほど、アルカンシェルを訪ねていたようだが……何か警察の仕事に問題でも?」
「……い、いえ、大した事じゃないんです。………その、劇団の関係者から相談を受けていたんですけど……その報告に伺っただけなんです。」
「……ふう、本当はここに来ようかどうか迷ったんだが。やはり来て正解だったようだな。」
エリィの
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