北方作戦
第13話 作戦発動
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堅苦しい挨拶をして来たものの何か豪胆でフレンドリーな風貌の人だった。
座蒲郎「後ほど第二攻略部隊が到着しますから、陸軍はその部隊に随伴して下さい。
それと、彼女達に危害を加えないで下さいね?幾ら彼女達でも、そう器が大きくないと思いますから」
陸軍中将「無論です、そのくらい承知の上です」
一応陸軍内で何度もミーティングを行ったって聞いてたけど、一抹の不安はやっぱりある……
座蒲郎「では俺は物資の搬入に立ち会いますからこれで……」
陸軍中将「はい、ここは任せて下さい」
なんか居づらくなったから俺は席を外すとした……
……アナザーサイド……
それから…
陸軍中将「貴様個人の意見が聞きたい。あの沢小路提督、どう思う?」
陸軍少将「若手としては出来てると思いますよ。何より部下を大事になさるお方でしたから」
陸軍中将「そうか……」
陸軍少将「しかし、あんな若者を戦場に出す世の中になってしまうとは……」
陸軍中将「情けない話だな……」
彼らは座蒲郎の件で話し始めた。陸軍でも、彼のような若者を戦場に出すのは辛い話だったのだ。
現に制圧部隊の大半が2,30代程の若者ばかりだった。
陸軍少将「とはいえ、状況が状況ですから……」
陸軍中将「仕方ない話なのは当然分かってはいるがな……」
現在は手が足りないといった理由で若者を徴用するような世の中になって来た事に不満は陸軍のみならず海軍でも同じ話だが、それでも仕方ない以上は現実を受け入れるしかないのが軍では陸軍海軍共に同じ事だった。
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……主人公サイド……
金剛「テートク、燃料と弾薬の補給オーヨビ…物資の搬入完了デース!」
座蒲郎「よし、では第一攻略部隊は北方海域への進行を再開する!全艦発進せよ??」
『了解!』
同日の11:00(ヒトヒトマルマル)
補給と物資の搬入が終わり、艦隊はアムチトカ島を目指して津軽海峡を後にし、北方海域へと航路をとった。
……アナザーサイド……
陸軍中将「何も起こらんといいのだがな……頼みますよ、沢小路提督……」
一方、艦隊を海岸で艦隊を見送った陸軍中将は不安を感じながらも座蒲郎への期待を抱きながら青く染まる空を見上げていた。
(続く)
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