北方作戦
第13話 作戦発動
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いた。
一方の大淀は、陸軍少将と一緒に作戦指揮室に籠って情報収集を行っている。
そこへ……
≪ガチャッ≫
陸軍少将「お忙しいところ、失礼します」
大淀と情報収集をやってた陸軍少将が入って来た。
座蒲郎「どうかしましたか?」
陸軍少将「たった今現地から、気象情報の連絡がありました。
キスカ島周辺は今、霧で覆われているとの事です」
座蒲郎「霧が?それで、その霧はどのくらい持ち堪えますか?」
陸軍少将「現地観測係りの推測によりますと、8月の中旬辺りまでは大丈夫との連絡です」
どうやら現地から連絡が入り、キスカ島の周辺は霧で覆われているとの事だった。
座蒲郎「長門、今日は何日だっけ?」
長門「7月13日だ」
ここ(横須賀鎮守府)からキスカ島辺りへ向かうには、片道でも2週間は掛かる。
そうなると……
座蒲郎「よし。明後日の7月15日未明に出撃する!長門、参加艦隊の各艦に通達。“作戦発動に備え、出撃準備に掛かれ。”っと」
長門「承知した」
座蒲郎「陸奥、大淀に作戦参加艦隊の各旗艦を招集するよう伝えてくれ」
陸奥「任せて」
陸軍少将「ついに来ましたね、提督」
座蒲郎「どうやら、そのようですね」
長門と陸奥にそう伝えて、直ちに取り掛かる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
『……』
そして作戦に参加する艦体のそれぞれの旗艦。
第一攻略部隊は第一艦隊の金剛と第二艦隊の榛名、第三水戦の神通と第八艦隊アイオワ。そして第二攻略部隊は第四艦隊の伊勢と第五艦隊の扶桑、第一航空機動部隊の雲龍(改仕様)と第一打撃支援艦隊の大和。この合計8人が揃った。
座蒲郎「今回集まった理由は察しがつくと思うが、第二次北方作戦の発動だ」
榛名「それでは提督、ついに発動の時が来たのですか?」
俺は単刀直入に用件を言って、榛名の言葉に更に続けた。
座蒲郎「その通りだ。明後日の7月15日の05:00に各艦隊は出撃。
第一攻略部隊は無線封止のまま高速で海域に突入し、敵の本丸へと急襲する。第二攻略部隊は低速のまま北上し、途中の津軽海峡で陸軍の制圧部隊と合流。これを護衛しながらアムチトカ島を攻撃、これを制圧する。
これが今回の作戦の主な内容だ。何か質問はある?」
霧島「先の前哨戦では提督はこの鎮守府で指揮を執ったと聞いてますが、今回もこちらで指揮を執られるのですか?」
座蒲郎「いや。今回は同行するこちらの陸軍少将と共に座乗し、艦上で指揮を執る。金剛、君の艦体に座乗させてもらうよ」
『!』
金剛「オウ!ミーに?
イェーイ!それはお安い御用ネー??」
北方海域に住み着く敵を駆逐する《第二次北方作戦》の発動日時の通達だ。前
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