第5巻
敗者への屈辱×学園祭後の結果
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いのが現状だろう。ISの強奪計画全て、それを実行するだけの組織力は小さくないだろう。
「ま、ここで尋問するだろうから長い付き合いにはなりそうかな」
『玄信さん、そこから離れて下さい。一機来ます!』
「どうやらそうらしいね、君のお迎えかな」
オータムから離れた事で、レーザーが当たる事はなかったがすぐにステルスモードを解除した簪が盾となって出現する。玄信は簪の背に隠れて、通信機で現状を報告していた。続けて撃ち込んで来た二発を防いでから、敵が一体どこにいるのかすぐに発見した事でセシリアが構えた。
「なるほど、遠距離レーザーを撃ってくるISは一機しかありませんわ。アレはBT二号機である『サイレント・ゼフィルス』で、シールドビットを試験的に搭載した機体」
「基礎データは一号機であるブルー・ティアーズが使われているらしいが、今のセシリアに敵無しと言いたいな」
機体がブルー・ティアーズなら兎も角、ケルディムを使っているのでスナイパーライフルによる狙撃をするが相手はシールドビットを展開させて有効打を与えられない。だがこちらもビットを持っている、回避をハロに任せて超高速機動下による精密射撃と連射速度はこちらが上。
「機体性能ではこちらの方が有利ですわ!」
「セシリア気を付けて、どうやら敵さんはビット兵器の高稼働時に可能な偏光制御射撃が出来るみたいだよ」
「了解ですわ!」
「・・・・・」
ビームが曲がる事を承知でミサイルを撃ち、シールドビットと偏光射撃で撃ち落としたと思わせた瞬間にセシリア自身がサイレント・ゼフィルスに近距離まで来た事で体当たりした。
ワンオフであるトランザムによってすぐに移動出来たが、問題発生と言えばサイレント・ゼフィルスがオータムの目の前にいた事だった。簪はすぐにビームサーベルで攻撃したが、ピンク色に光るナイフで火花が散ったと思えば簪に向けてビット攻撃。
「今の内、迎えに来たぞオータム」
「テメェ・・・・私を呼び捨てにするんじゃねぇ!・・・・だが、今は脱出だけを考えるだけのようだぜ」
本来なら捕獲するラウラと援護としてセシリアだが、ここは外史であり何が起きるかは分からない。ドイツの遺伝子強化素体を知っている奴は、オータムを掴んでそのまま飛来した方向へと離脱して行った。簪とセシリアを足止めしていたビットは、用済みとばかりに自爆した。
「簪さん、学園に連絡したとしても逃げられますわね」
「うん。それに織斑少将による報告だと、オータムに発信器を付けられた事が得したと思うよ」
「二人共お疲れ様でした。深夜と真夜の二人は無事にドウターを退治した事で、とりあえず任務としては成功と言っていいでしょう」
玄信達は敵が飛翔した方向を見ていた
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