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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第201話
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て!」

睨まれたロイドは慌てた様子で答えた。

「というかリィンさんにはメサイアさん以外にも後4人異種族の女性がいますから、その人達とも”性魔術”で契約した可能性があるって事ですよね……?」

「畜生―――――!リア充野郎が――――――ッ!!」

「アハハハハハハハッ!こんな史上初の面白すぎる国際会議にするなんて、さすがはロイドと色々似ているリィンが出席しているだけはあるね♪」

「なっ!?おい、ワジ!?それってどういう意味だよ!?」

ティオはジト目で端末に映っているリィンを見つめ、ランディは咆哮を上げて悔しそうな表情でリィンを睨み、腹を抱えて大声で笑っているワジにロイドは慌てた様子で反論した。



〜紋章の間〜



「コホン。”性魔術”の内容はともかく、ヴァイスハイト陛下。アルフィン皇女の仰る通りリィンさんとメサイア皇女の仲が深い関係である事をわかっていて追及しなかったという事はお二人の仲を認めていたのですか?」

「……ええ、さすがにクロスベル皇帝である私の跡継ぎならば考慮はしたと思いますがメサイアは跡継ぎではありませんし、私は基本子供の恋愛に口を出さない主義ですので。ましてや私自身も娘―――メサイアの人を見る目は信じています。」

(お父様……)

気を取り直したアリシア女王の問いかけに答えたヴァイスの答えを聞いたメサイアは嬉しそうな表情で微笑んだ。



「……しかしそうなるとアルフィン殿下がリィンさんと1度目のユミル襲撃の前の時点で婚約していたという事に疑問が残るのですが……」

「例の襲撃の前の時点でリィン・シュバルツァーとアルフィン皇女が婚約した所を証明できる人物か証拠はないのですか?」

その時ユーディットが戸惑いの表情でアルフィンを見つめて尋ね、エルミナも続くように尋ねた。

「証拠はありませんがわたくしとリィンさんが婚約した事を証明できる人物はいますわ。なおその人物とはエリスとリィンさんと契約している異種族の方々――――メンフィル帝国の客将の方々ですわ。」

「え…………その、アルフィン殿下。殿下が先程挙げた人物達は殿下とリィン様が婚約した事を証明できると仰いましたが、具体的にはどのような内容なのでしょうか?」

アルフィンの答えを聞いて目を丸くしたエリゼは戸惑いの表情でアルフィンに尋ねた。

「わたくしがリィンさんと婚約したという内容………………それはわたくしがリィンさんにわたくしの純潔を捧げた事ですわ!」

そして顔を真っ赤にしたアルフィンが驚愕の事実を声を上げて答え、アルフィンの口から出た驚愕の事実にその場は凍りついた!
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