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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第200話
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――あ。まさか……!」
「七耀教会の規則を簡単に変える事ができる上、”特例”として認めるように七耀教会に直接命令できる超反則的な存在である自称”ただの新妻”さんの仕業ですか?」
「フフ、その通り♪さすがに”空の女神”直々の”勅命”を守らない訳にはいからないからねぇ?」
考え込んでいたエリィはある事に気付いて目を見開き、ティオは疲れた表情でワジに尋ね、尋ねられたワジは笑顔で答えた後口元をニヤニヤさせながら端末を見つめていた。
〜紋章の間〜
「その……随分と思い切った事をされたのですね。一体いつ籍を入れられたのですか?」
一方目を丸くしてアルフィンを見つめていたイリーナは戸惑いの表情で尋ねた。
「わたくしがリィンさんと籍を入れたのは去年の12月31日の………いえ、今年の元旦ですわ。なおリィンさんと籍を入れる際、”偶然にも”ユミルに滞在していたエイドス様のご厚意により、エイドス様自らにわたくしとリィンさんの結婚を祝福して頂きました。」
「え……め、女神様直々にですか!?」
「今の話は本当なのでしょうか?」
アルフィンの説明を聞いたユーディットは信じられない表情でエイドスを見つめ、驚きの表情で話を聞いていたエルミナは気を取り直してエイドスを見つめて尋ねた。
「ええ。ユミルやシュバルツァー家の方々にはお世話になりましたからね。せめてもの恩返しに私自らがお二人の結婚を祝福しました。」
「確か七耀教会の規定では結婚は16歳からだと記憶しているが……その点については七耀教会はどう考えている。17歳のリィン・シュバルツァーはいいとしても、15歳のアルフィン皇女はまだ七耀教会が定めた結婚の最低年齢に達していないぞ。」
エイドスの答えを聞いたリウイは静かな表情でセルナート総長に意見を求めた。
「我々七耀教会が崇めている”空の女神”より規定年齢に達していないお二人の結婚を認めるように”勅命”をされていまして。その為アルフィン皇女は規定年齢に足りていませんが”特例”という形でお二人の結婚は正式に認定されています。」
「なるほど……確かに”空の女神”の”勅命”ならば”空の女神”を崇めている七耀教会が二人の結婚を認めない方がありえないな。」
「……アルフィン皇女殿下。何故そんなにも早く兄さ―――いえ、リィン様に降嫁したのでしょうか?」
セルナート総長の説明にヴァイスが納得している中、混乱から立ち直ったエリゼがアルフィンを見つめて尋ねた。
「それは勿論”戦争回避条約”や”救済条約”を提案して頂いたメンフィル帝国にエレボニア帝国の”誠意”を示す為とエレボニア帝国は本気でメンフィル帝国に”償い”をしたいという気持ちを伝える為ですわ。”救済条約”を提案してく
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