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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第200話
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る映像端末で会議の様子を見守っていたサラ教官とユーシスは真剣な表情をし

「ゴクリ……!」

「女神様……何とかエレボニア帝国を助けてください……!」

「フフ、その女神自身が会議に参加しているが……」

マキアスは思わず息を呑んで端末に集中し、強く祈っているエリオットの言葉を聞いたガイウスは苦笑した。



「…………」

「エリス、どうしたの?」

端末を見ずに考え込んでいるエリスに気付いたアリサは尋ねた。

「あ、はい……実はひめ―――いえ、アルフィン義姉様が今回の会議の数日前に私に1度目のユミル襲撃が起こる前にアルフィン義姉様を含めた三国の姫君と兄様の婚約が既に成立し、更にメンフィルとクロスベルの皇族の方達もその時点で三国の姫君と兄様の婚約がされている事を黙認しているという気付き、それを理由にすれば情状酌量を認めてもらえる可能性は高くなると仰っていたのです。」

「ええっ!?1度目のユミル襲撃が起こる前という事はエリスお姉様達が誘拐される前の時点という事ですよね!?」

「あの事件が起こる前に既に婚約がされているとは一体どういう事なのだ?」

エリスの話を聞いたセレーネは驚き、ラウラは不思議そうな表情で尋ねた。



「わかりません……”秘策中の秘策なので当日までの秘密”と仰って教えてくれませんでしたし……」

「アンタなら何か知っているのじゃないかしら?アンタは会議の結果も知っているんでしょう?」

「そ、そう言えばゲルドさんには予知能力があるのでしたね……」

セリーヌの話を聞き、ゲルドの能力を思い出したエマはゲルドを見つめたが

「フフ、すぐにわかるわよ。それに当人のアルフィンが黙っているのだから、私が言う訳にはいかないわ。」

「え〜、そんな言われ方をしたら余計気になるよ〜!」

「ゲルドだけわかっているなんてなんかズルい。」

ゲルドは答えを誤魔化し、ミリアムとフィーは不満そうな表情でゲルドを見つめていた。



「……………………」

「リ、リィンさんとアルフィン皇女が”既に結婚している”って…………」

「あ、ありえねえ……」

「フフ、まさかここであの件を持ち出してくるとはね♪」

同じ頃別の待機室で映像端末を見ていたロイドは口をパクパクさせ、エリィとランディは信じられない表情をし、ワジはからかいの表情をし

「というか、お二人の年齢で結婚はできるんですか?」

「えっと……確か七耀教会が定めている結婚の最低年齢は16歳からのはずだ。」

目を丸くして映像を見ていたティオの疑問を聞いたロイドは考え込みながら答えた。

「リィンさんは17歳でアルフィン皇女は15歳のはずだから、まだ結婚はできないはずだけど…………―
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