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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第200話
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任を取る形で皇帝の位から退位する事が決定しています。」

「何と……!?」

「ええっ!?ユ、ユーゲント陛下がですか!?で、でもそうなるとエレボニアは皇帝がいなくなるという事態に陥ってしまいますが……!?」

「……まさかセドリック皇太子かアルフィン皇女がユーゲント陛下の跡を継いでエレボニア皇帝に即位するのでしょうか?」

アルフィンの言葉を聞いたアルバート大公とクローディア姫は驚き、アリシア女王は信じられない表情をした後問いかけた。



「セドリック殿下が即位するのはまだ早い為、他の方にセドリック殿下が即位できる程成長するまでの間、一時的に他の方にエレボニア皇帝の代理を務めて頂くという案が上がっています。」

「なっ!?エレボニア皇帝の代理ですと!?」

「そ、そのような前代未聞な事をどなたが務めるのですか……!?」

クレア大尉の説明を聞き、信じられない思いでいるアルバート大公とクローディア姫はそれぞれ驚きの表情で声を上げた。

「……それを説明する前にメンフィル帝国とクロスベル帝国に情状酌量を認め、エレボニア帝国が国として存続できる”理由”を提示させて頂いてもよろしいですか?」

「フム?まさか今回の会議の”本題”に関係しているとはな。まあ、言ってみるがよい。」

(ついに”あの件”を持ち出すのですね、兄様……)

リィンの申し出を聞いたリフィアが続きを促している中、エリゼは静かな表情でリィンを見つめ

「メンフィルとクロスベルに情状酌量を認め、エレボニアが存続できるように領地の一部を返還して頂きたい理由……―――それは”戦争回避条約の救済条約”の対象者である彼―――リィン・シュバルツァーに我が妹アルフィンが嫁いだ際にメンフィル皇家とクロスベル皇家とも親類関係になるので、それを理由に情状酌量を認めて頂きたい。」

リフィアの申し出に対し、オリヴァルト皇子が答えた。


「なっ!?救済条約によってアルフィン殿下がそちらにいる彼――――リィン・シュバルツァーと結ばれる事でメンフィルとクロスベルの両皇家とも親類関係になるとはどういう事なのですか?」

オリヴァルト皇子の答えを聞き、唯一事情を知らないアルバート大公は信じられない表情でオリヴァルト皇子達を見つめて問いかけた。

「言葉通りの意味ですわ。我が夫であるリィンさんは他にも多くの女性達と婚約していまして。その中にメンフィル皇家である”マーシルン家”と親類関係である”蒼黒の薔薇”と名高いプリネ皇女殿下の親衛隊長にして専属侍女長――――ツーヤ・ルクセンベール卿の双子の妹であるセレーネ嬢とクロスベル皇帝の一人であるヴァイスハイト陛下のご息女に当たるメサイア皇女殿下がいるのですわ。」

「なお、リィンさん達の婚約の件はメンフィル、ク
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