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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第200話
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ルゼイド子爵閣下は内戦を終結させる為にオリヴァルト殿下に協力していたと聞いています。それに皇家への不満や怒りはあったとしても祖国の存亡の危機になると話が別だと思われます!」

エルミナの意見に対してクローディア姫は真剣な表情で反論し

「フム……先程から意見を挟む事はせず静観されていたようですが……貴女方はエレボニアの存亡についてどうお思いですか?」

考え込んでいたアルバート大公はエイドスとセルナート総長に視線を向けた。



「……私は人々が平穏な暮らしができるのであれば正直な所どちらでも構わないと思っています。ただ祖国を思う民達の気持ちを考えればエレボニアを存続させる事を考慮に入れるべきだとも思っています。―――ただし、内戦を引き起こしてしまい、他国まで巻き込んだ上、その巻き込んだ相手であるメンフィル帝国から謝罪や説明の猶予期間を与えられていたにも関わらずメンフィル帝国に謝罪や説明を行わなかったエレボニア皇家である”アルノール家”は何らかの形で責任を取る必要があると思っています。」

「七耀教会は言うまでもなく”空の女神”を崇める組織。”空の女神”であるエイドス様の御言葉こそが何よりも優先すべき事です。よってエイドス様の意見こそが我ら七耀教会の総意でもありますので七耀教会はエイドス様の意見に同意しているものとみなしてください。」

「……確かに女神様の仰っている事も一理ありますな……今までの話によると唯一幽閉の身でなく、高速巡洋艦―――”カレイジャス”を使ってエレボニア帝国内で活動していたオリヴァルト殿下に関しましてはメンフィル帝国に謝罪と説明が可能な状況であったとの事ですし。」

「「………………」」

エイドスとセルナート総長の意見を聞いたアルバート大公は納得した様子で頷き、その様子を見守っていたクローディア姫は不安そうな表情をし、ユーディットは複雑そうな表情でオリヴァルト皇子達を見つめ

「エイドス様はアルノール家は責任を取るべきだと仰っていますが、それについてはどうお思いなのでしょうか?」

アリシア女王は真剣な表情でオリヴァルト皇子達に問いかけた。



「……その件についてだが女神の仰る通り、内戦の件を含めた様々な問題にエレボニア皇家であるアルノール家の不甲斐なさも関係している事は私達も理解している。よって父上――――ユーゲント・ライゼ・アルノールがアルノール家を代表して責任を取る事にした。」

「え……ユ、ユーゲント陛下がですか?」

「……どのような責任の取り方をするおつもりなのですか?」

オリヴァルト皇子の答えを聞いたクローディア姫は戸惑い、イリーナは真剣な表情で尋ねた。

「もしエレボニアが国として存続する事ができた際、父――――ユーゲント・ライゼ・アルノールは責
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