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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第200話
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していたと聞いている。」
「なお臨時領主達の方々はケルディックの民達の纏め役であるオットー元締めや彼の部下の方々と直に顔を合わせて意見をする機会を何度も与えていますが、今まで陳情や不満の意見は出なかった所かケルディックをより豊かにする為に協力的な意見を出していたとの事で、更に遊撃士協会にケルディックの民達の心情調査の依頼をした所民達全員がメンフィル領となった事を受け入れているという結果が提出されました。」
「当時ケルディック支部に所属していたファラ・サウリン卿達もイリーナ皇妃が仰っていたケルディックの臨時領主であられるサフィナ元帥閣下達の依頼を受けたと報告に上がっているのですが?」
リウイとイリーナの話に続くようにエリゼはエステル達に視線を向けた。
「え、えっと、それは…………」
「僕達は安全保障をする立場の為意見をする資格はありませんが、この場で事実を口にしてもよろしいのでしょうか?」
突然話を振られた事にミントが答えに困っている中、ヨシュアはアリシア女王を見つめて尋ねた。
「ええ、構いません。」
「……わかりました。イリーナ皇妃の仰る通りケルディックの人々からメンフィル領である事に不満を持つ意見は全く出ませんでした。メンフィル領となった事に最初は戸惑っていたそうですが、メンフィルの統治によって税金が安くなる等生活が楽になり、また夜間も見回りをするメンフィル兵達の真面目な警備や横暴な態度を取っていた領邦軍と違い、真摯な態度で接してくれるメンフィル兵達に安心しているとの事です。」
「なお郊外で農業を営む農家の民達の心情調査も行いましたので言葉通り”ケルディックの民全員”の心情調査を行いましたわ。」
「第三者の立場であり、国家権力に左右されない民達を守る立場である遊撃士協会の報告なのだから、信憑性はあると思うのだが?」
「む、それは…………」
エステルとフェミリンスの話を聞いたリウイに促されたアルバート大公は考え込んだ。
「……ケルディックの場合はたまたま前領主であったアルバレア公が重税を課す等民達がエレボニア帝国に対して不満や怒りを抱くような統治をしていた為、そのような結果になってしまったと思われるので、エレボニアの民達全員がエレボニア帝国滅亡を受け入れると判断するのは早計だと思われるのですが。」
「その意見には一理ありますが内戦を引き起こした貴族達や皇帝でありながら内戦終結に何も貢献しなかったユーゲント三世を始めとした多くのアルノール家の方々に対して民達は怒りや不満を持っていると思われるのですが?」
「そ、それは……し、しかしオリヴァルト殿下やアルフィン殿下は内戦終結に貢献しましたし、エレボニアの貴族全員が内戦に加担した訳ではありません!その例としてア
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