暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第510話】
[2/4]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
らエスカレーターへと向かうと、美春の表情が曇る。
「……私、これ乗るの苦手……」
美春はそう言ってエスカレーターを見上げる、二階へと向かうカップルが仲睦まじく乗っていった。
「じゃあ俺がエスコートするから、それに合わせて乗れば良いよ」
「ぅ、ぅん……」
不安そうな表情を浮かべた美春、俺は左手で美春の手を握り、エスカレーター前まで移動、乗ると美春も俺に合わせる様に一段下に乗った。
「どうだ、まだ難しいか?」
「う、うん」
「そっか、なら今日一日レゾナンスで練習だな」
「うぅ……、上手く乗れるように頑張る……」
二階へと着くや、早速二階を散策――やはりメンズ系の靴がメインでビジネス用の革靴やスポーツシューズ、スニーカーに果ては安全靴と多種多様な靴が揃っていた。
「あ、ヒルト、この靴の色」
そう言ってショーケース内の靴を指差す美春、そこにあったスポーツシューズの色はまるで村雲・弐式の様な色合いだった。
「結構こういった色合いの靴は多いんだよ。 黒系は無難だしね、白も服装に合わせやすいし」
「そうなんだ、へぇー」
笑顔を見せる美春、どんなことでも彼女にとっては興味のある事なんだろう。
「女性ものでも見に行くか? オータムフェアもやってるし」
「うん。 じゃあいこっ」
自然と美春は俺の手を取り先導するのだが――。
「あ、私が先導してもわからないや。 ……ヒルト、お願い」
「うん、わかった」
美春の手を引き、今度はエレベーターへと向かう。
流石にエレベーターは大丈夫らしく、美春は不安な表情を見せなかった。
エレベーターが来るまで待っていると、子供が――。
「あー、仲良しカップルだー」
「……!?」
カップルと言われ、美春はびくっと反応した、表情を見ると僅かに赤くなっている様に見える。
俺達を冷やかした子供は直ぐ様フェードアウト、風のように去っていった。
エレベーターがやって来て、扉が開く――中には誰も居ず、俺と美春の二人が乗り込み、七階のボタンを押して扉が閉まった。
エレベーター内で黙る美春、時折俺に視線を送ってくるのだが、目を合わせると照れてるのか視線を外す。
七階に到着するや、扉が開く――降りると七階はやはりオータムフェアが開催されてるらしく、秋物の洋服等が目立っていた。
「あ、ヒルトくんだ。 やっほー」
声を掛けられた方を見ると、私服を着ていたが四組の生徒の子達が居た。
仲の良いグループで買い物に来てるらしく、店で買ったであろう買い物袋を持っていた。
俺は手を振って
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ