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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第197話
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い。愚かにもユーゲント陛下達を始めとしたエレボニア皇家の方々を幽閉した所か、内戦を引き起こして多くの民達を苦しめ、挙句の果てにはエレボニア帝国を存亡の危機に陥らせた”元凶”の一人である父はその命を持って償うべきだと私も思っています。」

「ユーディット殿…………」

「……仰る通りです。そしてそれは既にメンフィルによって処刑された父や兄にも言える事……」

「ユーシス…………」

ユーディットの答えを聞いたラウラが複雑そうな表情をしている中、辛そうな表情でユーディットの意見に頷いたユーシスをガイウスは心配そうな表情で見つめていた。



「……アルバレア公達の訃報も存じています。ユーシスさんにとってはお辛い結果となってしまいましたね……ルーファス卿のかつての婚約者として、お悔やみ申し上げます。」

「え……………」

「ルーファス卿の婚約者って……!」

「―――ありえない話ではありませんね。”主宰”であるカイエン公はルーファス卿に絶対の信頼を置いていた上、ルーファス卿は”四大名門”の”アルバレア公爵家”の跡取り。更に人柄、能力を考えて自身のご息女を嫁がせる相応しい相手としてルーファス卿しか適任者はいないと判断したのでしょう。」

ユーディットの口から出た意外な事実にユーシスは呆け、リィンは信じられない表情でユーディットを見つめ、クレア大尉は静かな表情で呟いた。



「という事はユーディットさんはもしかしたらユーシスのお兄さんの奥さんになっていたかもしれないの……?」

「内戦が”貴族連合”が勝利する形で終わっていたら恐らくそうなっていたでしょうね。」

「……………………その、父は兄上と貴女の婚約の件に関して存じていたのでしょうか?ユーディット嬢が兄上の婚約者であった話は俺も初耳なのですが……」

ゲルドの疑問に静かな表情で答えたユーディットを複雑そうな表情で見つめていたユーシスは気を取り直して尋ねた。

「……どうでしょう。父―――カイエン公とアルバレア公は主導権争いをし、互いにいがみ合っていた仲。父にとって邪魔な存在であるアルバレア公を何らかの形で排除した後ルーファス卿に公爵位を叙勲させ、内戦を終わらせた後に私を嫁がせると父本人が言っていましたから。」

「なっ!?という事はカイエン公は最初からアルバレア公を切り捨てるおつもりだったのですか……!?」

「………………貴重な話を教えて頂き、ありがとうございました。ユーディット嬢を含めたカイエン公爵家の未来が明るい未来となる事、心からお祈りしております。」

ユーディットの答えを聞いたラウラは驚き、ユーシスは複雑そうな表情で黙り込んでいた後静かな表情で会釈をし

「フフ、ユーシスさんも頑張って下さい。」

ユーディットは
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