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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第197話
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たリィンが呆けている中、クレア大尉は真剣な表情で尋ねた。
「――そのままの意味だ。クロスベルが生まれ変わった事で特務支援課――――ロイド達も生まれ変わったクロスベルでのそれぞれの自分達の”道”を歩む為に元々刑事志望だったロイドを除いて全員クロスベル警察を退職するとの事だ。よって”特務支援課”も解散する事となった。」
「とはいっても今すぐの話ではないわよ?」
「自分達の”道”………」
「フフッ、また先を越されたな……」
「ああ……俺達”Z組”は学院を去った後のそれぞれの”道”を決め切れていないしな。」
「……士官学院を去った後のオレ達がそれぞれにしかできない事か……」
ヴァイスとエリィの説明を聞いたゲルドは呆け、苦笑するラウラの意見にユーシスは静かな表情で頷き、ガイウスは考え込んでいた。
「ま、そんな先の未来を考えるよりまずは目の前の未来――――滅亡の危機に陥っているエレボニアを何とかするのがお前達が今為すべき事ではないのか?」
「!それは…………」
ヴァイスの言葉に仲間達と共に我に返ったリィンは真剣な表情になり
「ヴァイス様…………」
「………………」
「―――正論ですね。時間は有限です。まずは座って下さい。」
ユーディットが複雑そうな表情でヴァイスを見つめている中エリィは複雑そうな表情でリィン達から視線を逸らし、エルミナは静かな表情でリィン達を促し、リィン達はそれぞれソファーに座った。
「さてと……”本題”に入る前にエルミナ、ユーディ。一部の者達とは久々の再会にもなるのだから、まずは挨拶とお前達のことを知らない者達に対する自己紹介をしたらどうだ?」
「……余り時間を無駄にしたくはないのですが、仕方ありませんね。―――既に私の事も知っているとは思いますが改めて名乗らせて頂きます。私の名はエルミナ・エクス。ギュランドロス様に仕える”三銃士”の一人にしてそこの女にだらしない皇の正妃になる予定の者です。」
エルミナの自己紹介を聞いたリィン達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「エ、エルミナ皇妃殿下……」
「え、えっと……」
「あのな……もうちょっとマシな言い方はないのか?」
エリィもリィン達と共に冷や汗をかいて表情を引き攣らせ、ユーディットは困った表情をし、ヴァイスは疲れた表情で指摘した。
「私は事実を言ったまでですが?」
「フフ、そういう厳しい所も相変わらずですね、エルミナさん。」
「え……」
「ガイウスの知り合いなの?」
ジト目でヴァイスを見つめるエルミナを苦笑しながら見つめて呟いたガイウスの言葉を聞いたリィンは目を丸くし、ゲルドは尋ねた。
「ああ。エルミ
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