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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第196話
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リフィアの指摘にラウラは苦笑しながら答えた。



「リィンさん、聞きたい事は聞けましたし、まだクロスベルが残っているのですからそろそろ失礼した方が……」

「そうですね……―――リフィア殿下。貴重なお時間を取って頂き、ありがとうございました。俺達はこれで失礼します。」

「そうか。……そうじゃ、一つ伝え忘れていた。今回の会議で決まるエレボニアの存亡の結果がどのような結果になっても、休校していたトールズ士官学院が学院として再開するのならば休学させていたプリネ達を復学させる予定じゃ。」

「え――――それは本当ですか!?」

リフィアの口から出た驚きの答えに仲間達と共に驚いたリィンは血相を変えて尋ねた。



「プリネ達を休学させていた理由はエレボニアの内戦に巻き込まれない為だったからな。その理由がなくなれば復学させるのが”筋”というものだ。まあ、復学すると言ってもお主達も知っての通り士官学院に通える時期は今年度まで―――今年の3月31日にてトールズ士官学院を退学する為、僅かな復学期間となるがな。」

「例えその短い期間でもプリネ達が戻ってくることはオレ達にとっては朗報だな。」

「フッ、俺達の目標――――”かけがえのない毎日を取り戻す”という目標の達成に大きく近づけたな。」

「ああ……!」

「後は今回の会議を何とか乗り越えればようやく皆さんも元の学生生活に戻れますね……」

「………………(いいな……私もリィン達と一緒に”かけがえのない毎日”を過ごしたかったな……)」

リフィアの答えを聞き明るい表情をしているZ組の面々をクレア大尉が微笑ましそうに見守っている中、ゲルドは羨望の眼差しでリィン達を見つめていた。



その後リフィア達がいる客室から退出したリィン達はヴァイス達がいる客室に向かった。
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