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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第196話
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「もしかして以前レン姫達が説明の際にオレ達にも教えてくれたリベールとの取引が関係しているのでしょうか?」
「リベールとの取引……二大国侵攻を黙認する代わりに制圧した領地の一部をリベールに譲渡する話ですか……」
ゲルドの問いかけに対して答えたエリゼの話を聞いたリィンは驚き、ガイウスの質問を聞いたクレア大尉はカレイジャスに現れたレン達の説明を思い出していた。
「その……何故レグラムを?辺境であるレグラムが自国の領土となっても、リベールにとってそれ程利益にならないと思うのですが……」
「何を言っておる。利益はあるではないか。例えばお主の父親やお主―――”アルゼイド家”が有事の際の戦力となれば、リベールにとって心強いと思うが?」
「子爵閣下―――”光の剣匠”ですか。確かに老師とも互角の戦いを繰り広げた”光の剣匠”や子爵閣下の跡継ぎになるであろうラウラやその子孫――――帝国で武の双璧を誇っていた”アルゼイド流”の伝承者が味方になれば、心強いですね……」
「ラウラのお父さんって、そんなに凄いの?」
「ああ……帝国で5本の指に入ると謳われている程の強さを持つ凄まじい剣士だ。」
複雑そうな表情をしているラウラの問いかけに答えたリフィアの話を聞いたリィンは真剣な表情をした後複雑そうな表情をし、アルゼイド子爵の強さがわからない為不思議そうな表情をしているゲルドの質問にガイウスは静かな表情で答えた。
「加えてエレボニア帝国で双璧を誇っていた武門―――”アルゼイド流”に武術教練をして貰える事や”アルゼイド流”の門下生達が自国の軍に入隊する可能性がある事はリベール軍にとっても利益になるだろう?」
「それは…………リフィア殿下。できればレグラムがリベール領となる前にレグラムの領主である”アルゼイド家”に説明をして欲しかったのですが……」
リフィアに問いかけられたラウラは複雑そうな表情で問い返した。
「その件についてはクロイツェン州全土制圧から二日後くらいに内戦終結に向けて帝国西部で活動していたオリヴァルト皇子を通して子爵に伝えている。」
「なっ!?では父上はレグラムがリベール領となる事を反論する事なく受け入れたのでしょうか?」
そしてリフィアの口から語られた予想外の答えに驚いたラウラはすぐに気を取り直して静かな表情で尋ねた。
「うむ。先程の説明を含めたリベールにレグラムを贈与する説明をし、子爵はそれに納得してレグラムがリベール領となる事を受け入れたと聞いている。」
「”先程の説明を含めた”と仰いましたが他にも理由があるのですか?」
リフィアの話を聞いてある事が気になったクレア大尉は質問した。
「そうじゃ。一つはレグラムの民達の事を考え、リベールにレグラムを
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