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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第195話
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返事をしても構わんぞ。」
「……そのセシルやティアって人はどんな人なの?」
「お二方とも”聖女”と称えられる程誰よりも他人を労わる心を持つとても優しい性格をしている方々じゃ。」
「………………できればその人達に実際に会って話をしてみたいわ。」
リフィアの話を聞いて少しの間考えてやがて答えを口にし
「うむ、確かに家族になるかもしれないのじゃから養子縁組を組む話に関しては当人同士が直に会って話をしてからじゃな。」
ゲルドの答えを聞いたリフィアは納得した様子で頷いた。
「……それでリフィア殿下。俺をお呼びした理由は一体何なのでしょうか?」
ゲルドの件が終わった事を察したリィンは真剣な表情でリフィアに問いかけた。
「ようやく”本題”に入れるな。お主を呼んだ理由……それは見事三国が課した”試練”を乗り越えたお主を始めとした”Z組”に対する褒美をやろうと思ってな。その為に”Z組”の代表者であるリィン。お主を呼んだ。まあ、他の面々も同行する事はわかってはいたが。」
「”褒美”……ですか?」
「それは一体どのようなものなのですか?」
リフィアの説明を聞いたリィンは戸惑い、ガイウスは不思議そうな表情で尋ねた。
「それは勿論エレボニア帝国が一番知りたいと思っている我らメンフィルの思惑じゃ。お主達もそれが目的で余に会いに来たのであろう?」
リフィアは不敵な笑みを浮かべてリィン達に問いかけ
「な―――――」
「フウ……もう少し遠回しな言い方はできないのかしら?」
「……リフィア殿下のご慧眼通りです。」
リフィアが自分達の目的を理解していながらもわざわざ話をする事を決めたリフィアの豪胆さに仲間達と共に驚いたクレア大尉は絶句し、リィン達の様子を見たエリゼは呆れた表情で溜息を吐き、ユーシスはすぐに表情を戻して答え
「その……リフィア殿下。メンフィル帝国の思惑と仰いましたが……」
「後半の会議でエレボニアを許して領地をある程度返してくれることについてでいいの?」
ラウラが答えを濁しながら続きを言おうとしたその時、ゲルドは静かな表情で問いかけた。
「うむ。」
「その……リウイ陛下達やヴァイスハイト陛下達はリフィア殿下の意向についてご存知なのでしょうか?」
ゲルドの答えにリフィアが頷くとリィンは戸惑いの表情で尋ねた。
「無論承知しておる。さて……時間は有限じゃ。余が答えられる範囲の答えがお主達が求めている答えかどうかは知らぬが嘘偽りなく正直に答えるつもりじゃ。―――何が聞きたい?」
「では率直に聞かせて頂きますが、メンフィルがエレボニアを許し、制圧した領地を返還する可能性はあるのでしょうか?」
リフィアの問いか
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