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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第195話
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お言葉も頂いております。」
「……リウイ陛下の側室の方やその家族の人達が養子縁組をしてもいいという事は……」
「ゲルドさんもルクセンベール卿やセレーネさん同様メンフィル皇家の一員になる事ができるという事ですね。」
「えっと、その……私に”家族”ができるのは嬉しいけどその人達もそうだけど、リフィア皇女達にとっても迷惑じゃないの……?セレーネみたいに遠い親戚にはなるとはいえ、見ず知らずの私までメンフィル帝国の皇族の人になってしまう事になるけど……」
エリゼの話を聞いたガイウスは目を丸くし、クレア大尉は真剣な表情でゲルドを見つめながら呟き、ゲルドは戸惑いの表情で尋ねた。
「お主は予言をプリネ達に伝える事でケルディックの民達の命を救ったのじゃ。メンフィルは受けた恩を決して忘れん。むしろ余は足りないくらいだと思っているのじゃぞ?民達の命は何物にも代えられんからな。」
「リフィア殿下……」
「民達の命は何物にも代えられない……まさにその通りですね…………」
「ユーシス…………」
リフィアの口から出た意外な発言にリィンは驚き、ユーシスは処刑されたアルバレア公爵と目の前のリフィアを比べて辛そうな表情で頷き、ユーシスの様子に気付いたガイウスは心配そうな表情をした。
「―――逆に受けた恩を仇で返すような愚か者達には相応の”報い”を受けさせるがな。」
「……ッ……!」
「………………」
「…………貴族連合―――いえ、エレボニア帝国による2度に渡るユミル襲撃やケルディック焼き討ちの件ですか。」
そして突如厳しい表情に変えたリフィアの言葉から遠回しにアルバレア公爵や貴族連合の愚行を指摘している事に気付いていたユーシスは辛そうな表情で唇を噛みしめ、クレア大尉とラウラは複雑そうな表情をし
「……リフィア、さすがに言葉が過ぎるわよ。この場にはあの件によって言葉通り”家庭を失った”ユーシスさんもいるのよ?」
エリゼは複雑そうな表情でリフィアに指摘した。
「そうじゃったな……―――すまなかったな、お主の事を考えていない非礼な発言をしてしまって。」
「……私の事はどうかお気になさらずに。本来なら私も父達同様処刑されてもおかしくない立場であったにも関わらずメンフィル帝国やシュバルツァー家の方々に対する償いの機会を与えて頂いた所か、貴族の爵位まで与えて頂いたご恩は今でも忘れていません。」
リフィアに謝罪されたユーシスは静かな表情で会釈をして答えた。
「うむ、お主の未来については余も期待しているから今後も精進するのじゃぞ。」
「はい。」
「―――それでゲルド、先程のエリゼの話――――お主がセシル達と養子縁組を組む事に関しては受け入れるのか?何なら今この場で
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