3部分:第三章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
うして本当の親に対するようにしている
つぶらな目を親に向けていて
のどかな顔でたたずんでいる
そんな目を見て親も親の顔になって
ずっと猫の側で笑っている
家にやって来た時は本当に小さくて
子猫の姿で家を彷徨っていた
今ではもう家の中を偉そうに歩き
まるで自分が家の支配者であるようだけれど
そんな猫でも家族は好きで
誰かがいつも側にいないと不機嫌になる
誰かがいないとすぐにやって来て
そこで寝転がって穏やかな顔を見せてくれる
整った顔を笑顔にさせて
そうして窓の向こうを見て座っている
そんな姿を見ていると僕達も穏やかになって
静かに猫を見てたたずんでいる
つぶらな目を親に向けていて
のどかな顔でたたずんでいる
そんな目を見て親も親の顔になって
ずっと猫の側で笑っている
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ