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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第194話
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がしたいと。なお、リフィア皇女と面会する際ゲルド・フレデリック・リヒターも同行させて欲しいとの事だ。」
「な――――!?」
「なっ!?リィンと!?」
「しかもどうしてリフィア皇女は私まで指名しているの?」
ミュラー少佐の話を聞いたリィンとマキアスは驚き、ゲルドは不思議そうな表情をした。
「ゲルドさんの場合はケルディックの件ではないでしょうか?」
「ゲルドの予知能力のお蔭で被害を最小限に抑えられたといっても過言ではないしな……」
「後はもしかしたら演奏会でケルディックの人々の心を癒した件かもしれませんわね。」
「ゲルドはそれでいいとしても……リィンは何でなのよ?」
エマとガイウス、セレーネの推測に頷いたアリサは不安そうな表情をし
「まさか後半の会議に邪魔だからリィンを拉致するとか?」
「さすがにそれはありえないわ。こんな公な場でそんな事をしたら大問題になるし、そもそもメンフィルにはエリゼがいるんだからさすがにエリゼもそんな事をされたら黙っていないはずよ。」
フィーの推測にサラ教官は静かな表情で否定した。
「フム……ミュラー、リィン君とゲルド君に同行者をつけてはいけないのかい?」
「同行者は4人程度なら構わないそうだ。……まあ、さすがにお前やアルフィン殿下は遠慮して欲しいとの事だが。」
「リィンさん、ゲルドさん。どうするのですか?」
二人の身を心配するかのようにアルフィンは心配そうな表情でリィンとゲルドを見つめて問いかけた。
「―――勿論申し出に応じるつもりです。二国の思惑を知れるちょうどいい機会ですし。」
「私も。ただ話をするだけだし。」
「それに予知能力を持つその娘が特に何も言わないんだから、そんなに警戒しなくていいんじゃないかしら?」
リィンと共に答えたゲルドに視線を向けていたセリーヌは仲間達を見回して助言した。
「リィンさん。もしよろしければ私も同行させて下さい。護衛の意味もありますが直接本人達から聞いた方が何かわかる事があるかもしれませんし。」
「わかりました、是非お願いします。」
クレア大尉の申し出にリィンは静かな表情で頷き
「……後皇族と会うんだから皇族に対して失礼を働かないメンバーを選びなさいね。特にミリアムとフィーは絶対に止めておきなさい。」
「えー、なんでだよ〜!」
「サラも同じようなものだと思うけど。」
サラ教官の指摘にミリアムは不満そうな表情をし、フィーはジト目で指摘し
「フフ、そうなると皇族や貴族の方々に対する礼儀作法を習得している我らが同行した方がいいかもしれぬな。」
「ああ。」
「ううっ、私はできれば遠慮したいわ……」
苦笑す
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