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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第193話
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団”の件どころかクロスベル解放や”碧の大樹”攻略にも貢献したと聞いている。クロスベルの民達に代わり、この場を借りて礼を言わせて頂く。」

「……クロスベルが大国へと成り上がった事で多くの問題が発生すると思われますが、民達の生活が平穏であり続ける為にクロスベル帝国は遊撃士協会と連携してそれらの問題を解決して行く所存です。今後もよろしくお願いします。」

(あの方達がかの”ブレイサーロード”達……)

ヴァイスは静かな笑みを浮かべてエステル達を見つめ、エルミナが静かな表情でエステル達に会釈をしている中ユーディットは呆けた表情でエステル達を見つめていた。



「恐縮です。」

「遊撃士は市民達の為にある存在です。あた………じゃなかった。―――私達も急な国際情勢の変化に戸惑っている市民の皆様の為にも仕事により一層励む所存ですので、こちらこそよろしくお願いします。」

「え、えっと……これからもよろしくお願いします!」

各国首脳の称賛の言葉にヨシュアは静かな表情で会釈をし、エステルとミントも続くように会釈をした。



「フム、エステル殿達のご高名は我が国にも轟いておりますが………フェミリンス殿、でしたか。先程クローディア姫の紹介でフェミリンス殿が”女神”であると仰っていましたが……」

「―――事実だ。”姫神”フェミリンス。我が国に遥か昔から伝わる女神にして我らマーシルン家にとって先祖に当たる女神だ。」

アルバート大公の疑問に対してリウイは静かな表情で答えた。

「な……っ!?それは事実なのですか?」

「ええ。ただしメンフィル皇家と血縁関係があるとはいえ、私はメンフィル帝国とは何の関わりもありませんわ。」

「フェミリンス様の件はメンフィル皇女でありながら、癒しの女神(イーリュン)教の司祭として活動しているティア神官長と同じようなものだと思って下さい。」

「なるほど……」

驚いているアルバート大公にフェミリンスとイリーナがそれぞれ説明をしてアルバート大公を納得させ

(”ブレイサーロード”と”剣聖”が貴女と血縁関係である事を知れば、アルバート大公は更に驚くだろうな。)

(フフ、そうですね。)

セルナート総長の小声にエイドスは苦笑しながら答えた。



「あの……少々よろしいでしょうか?そちらの女性――――ユーディット嬢が何故此度の会議に参加しているのでしょうか?ユーディット嬢はカイエン公のご息女なのですが……」

「ええっ!?」

「カイエン公と言えばエレボニア帝国で内戦を引き起こした主犯の一人だと聞いているが……」

「……ヴァイスハイト陛下、理由を聞いてもよろしいでしょうか?」

戸惑いの表情をしているアルフィンの疑問を聞いたクローディア姫は驚
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