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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第193話
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〜エルベ離宮・紋章の間〜
エルベ離宮の最奥である紋章の間には会議用のデスクが設置されてあり、各国の首脳陣、アリシア女王やクローディア姫がそれぞれ席についており、さらにエステル達が窓際で警備をしていた。
「議事進行は僭越ながら私、クローディア・フォン・アウスレーゼが行わせていただきます。会議は一度休憩を挟んで、約5時間を予定しております。ただし進行次第では多少の延長はありえますのでよろしくご了承ください。それと―――会議に際して4名のオブサーバーに参加してもらっています。遊撃士、エステル・ファラ・サウリン・ブライト、ミント・ルーハンス・ブライト、ヨシュア・ブライト、女神フェミリンス。遊撃士協会と言う中立的立場から本会議の安全を保障してもらうため、参加を要請しました。」
「えっと……エステル・ファラ・サウリン・ブライトです。今日はよろしくお願いします。」
「マ……じゃなくてエステルの養女のミントと申します。本日はよろしくお願いします。」
「―――遊撃士協会所属、ヨシュア・ブライトです。誠心誠意、務めさせて頂きます。」
「我が名はフェミリンス。エステル達と同じく此度の会議の安全保障の為に参加を許された者です。以後お見知り置きを。」
クローディア姫に促されたエステル達はそれぞれ自己紹介をした。
「フッ、”通商会議”の件を考えれば遊撃士協会からの代表者も参加すると予想していたが、まさか君達が代表者とはね。」
「本日はよろしくお願いしますわ。」
エステル達が自己紹介を終えるとオリヴァルト皇子とアルフィンは微笑みながらエステル達を見つめ
(まさかエステルさん達まで参加しているなんて……!)
(むしろ遊撃士の中でリベール、エレボニア、メンフィル、クロスベルの各王族と面識がある上信頼されている彼女達以外はありえないでしょうね。)
リィンが驚きの表情でエステル達を見つめている中、クレア大尉は静かな表情で推測した。
「フッ、よりにもよってエステル達まで参加させるとはな。」
「エステルさん達はリベールは当然ですが、メンフィルとクロスベルからも信頼されている存在……これ以上ない人選ですね。」
「うむ。それとエステルとミントはS級に昇格する事が内定しているという……大陸全土に6人しかいないS級遊撃士を2人も今回の会議の安全保障の任につかせるとは、さすがはリベールじゃな!」
(確かにS級遊撃士が2人も安全保障をしている事も凄いけど、女神自身がこの会議の安全保障をしている事自体がもっと凄いわよ……)
リウイやイリーナ、リフィアがアリシア女王達に感心している中エリゼは苦笑しながらフェミリンスを見つめ
「クロスベルでは例の”教
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