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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第192話
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気になるじゃねえか〜!」

ロイド達はそれぞれ答えを誤魔化し、ロイド達の答えにランディは悔しそうな表情で声をあげた。


「えっと……話を戻すけどゲルドさん。キーアにお礼を言いたいような事を言っていたけど……」

「うん。キーアって娘に伝えておいて。――――貴女の力で私をこの世界に呼び寄せてZ組のみんなと出会わせてくれてありがとうって。」

「ゲルド……」

「フフ、ならば私もですわ。私もキーアさんのお蔭でリィンお兄様やツーヤお姉様、そして皆さんと出会える事ができたのですから。マキアスさんもフィオーラ様の件でお礼を言った方がいいと思いますわよ。」

ロイドの質問に対して優しげな微笑みを浮かべて答えたゲルドにアリサは驚き、セレーネもゲルドに続くように微笑みながら答えた後マキアスに視線を向け

「そうか……”本来の歴史”――――異世界と繋がっていなければ姉さんは………その、姉さんの事も救ってくれた事に僕は今でも感謝している事をそのキーアって娘に伝えておいてくれ。」

改変されていない時代ではフィオーラは生きていなかった事を悟ったマキアスは複雑そうな表情をした後すぐに気を取り直して真剣な表情でロイド達を見つめて言った。



「キーアちゃんの”力”のお蔭って……」

「ツーヤさんの妹であるセレーネさんは察していましたけど、ゲルドさんも別の世界の出身の方なんですか?」

二人の答えを聞いたエリィは驚き、ある事を察したティオは驚きの表情で尋ねた。

「うん。」

「……そう言えば以前から聞こうと思っていたのですが……ゲルドさんはこの世界に来てしまった事に後悔等はないのでしょうか?身内の方が心配していると思いますし……」

「あ……」

「言われてみればそうだよな……」

「確か……以前の演奏会の際に祖父に育ててもらったような事を口にしていたが………」

エマの質問を聞いたエリオットは呆け、マキアスは複雑そうな表情で考え込み、ケルディックの演奏会が終わった後のゲルドの話を思い出したラウラは真剣な表情でゲルドを見つめた。



「……………私を育ててくれたおじいちゃんは私が旅立つ少し前に亡くなったわ。」

「……すまぬ。」

ゲルドの答えを聞いたラウラは重々しい様子を纏って頭を下げ

「ううん、気にしないで。それに私がいた世界では私がいなくなった事を気にする人は絶対にいないわ。」

「”絶対にいない”って……例え身内じゃなくても友達とかが心配するわよ?」

「それに何故そう言い切れるのだ?」

ゲルドの口から出た信じられない答えにアリサは悲痛そうな表情をし、ユーシスは複雑そうな表情で尋ねた。



「だって私、自分がいた世界では”既に死んでいる”し、亡骸もちゃ
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