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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第192話
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様子を見ていたその場にいる多くの者達は冷や汗をかき
「ったく、相変わらず趣味が悪いな……」
「ワジさんがリィンさん達に二人の婚約等を面白おかしく教えている様子が目に浮かびますね。」
ランディは疲れた表情で溜息を吐き、ティオはジト目で呟いた。
「クスクス………えっと、”キーア”っていう娘はいないの?その娘にお礼を言おうと思っていたのだけど……」
「え……キーアに”お礼”、ですか?」
「というか貴女は前の”特別模擬戦”の時には見かけませんでしたが……」
ゲルドの質問を聞いたロイドは目を丸くし、見覚えのないゲルドに気付いたティオは不思議そうな表情をした。そしてアリサ達はゲルドの事情を説明した。
「ええっ!?じゃ、じゃあケルディック焼き討ちの未来を予知してプリネさん達に教えたのは貴女の事だったの!?」
「未来を見る力―――”予知能力”ってどんだけチートなんだよ……って、そうだ!ゲルドちゃんだったか?その予知能力とやらで俺の未来の奥さんもわかるか!?」
事情を聞き終えたエリィは驚き、ランディは疲れた表情で呟いた後ある事に気付いて真剣な表情で尋ねた。
「おい、ランディ……」
「図々し過ぎです。」
ランディの行動にロイドとティオはそれぞれ呆れた。
「……………………!えっと、ランディさん以外の特務支援課の人達は少しの間だけ私の近くに来てもらえるかしら?」
ランディをジッと見つめていたゲルドはロイド達に声を掛け
「?はい。」
「えっと、ランディさんが結婚する相手の名前は………………」
ゲルドは自分に近づいてきたロイドとエリィ、ティオに小声である答えを口にした。
「ええっ!?あ、あの人が!?」
「ですがあの人なら納得ですね。」
「フフ、そうね。」
ゲルドの答えを聞いたロイドは驚き、ティオとエリィは微笑ましそうにランディを見つめ
「えっと、ゲルド……もしかして……」
「ランディさんの未来の伴侶をロイドさん達にだけ教えたのか?」
ロイド達の様子を見て何かを察したエリオットは冷や汗をかき、ガイウスは苦笑しながら尋ねた。
「うん。本人には言わないようにってちゃんと念押しはしたわ。」
「何っ!?おいロイド、お嬢、ティオすけ!俺の奥さんは一体誰だ!?ヒントでもいいから教えてくれ!」
ゲルドの答えを聞いて驚いたランディは真剣な表情でロイド達に尋ねたが
「え、えっと、それは……」
「フフ、ヒントを言ったら答えになってしまうから、言う訳にはいかないわ。」
「そうですね。ランディさんがその人と結婚した時にネタバレしてあげますよ。」
「畜生〜!そんな言われ方をしたら余計
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