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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
終章〜若獅子と英雄達の軌跡〜 第190話
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がその姿を拝見する事を夢見ていた方のご紹介の為に少しだけ時間を頂きたいと思います。」

(ついに来たか……!)

(女神様ってどんな人なんでしょうね、ナイアル先輩〜。)

(”空の女神”の”本性”を知っている私からしたら、ちゃんとまともな所を見せてくれるのかが心配ね〜。)

アリシア女王の発言を聞いてある事を察した”リベール通信”の記者であるナイアル・バーンズとカメラマンのドロシー・ハイアットはそれぞれ興味ありげな表情でアリシア女王を見つめ、グレイスは苦笑しながらアリシア女王を見つめていた。するとその時エルベ離宮の扉が開き、そこからセルナート総長を後ろに控えさせたエイドスが現れ、アリシア女王の横に並んだ。



「―――ご紹介申し上げます。七耀教会が崇め続けて来た存在にしてゼムリア大陸の多くの人々の信仰の対象である”空の女神”―――エイドス様です!」

「――初めまして。エイドス・クリスティンと申します。様々な事情で一時的にですがこのゼムリア大陸に降り立ち、今回の会議に参加する事になりました。まずは私を崇め続けて来た七耀教会の方々を始めとしたゼムリア大陸の人々に私自身、心から感謝している事をこの場を借りて言わせて下さい。――――こんな私を信仰してくださってありがとうございます。」

アリシア女王の紹介に応えるかのように一歩前に出たエイドスは全てを慈しむような母性溢れる優しげな微笑みを浮かべ、エイドスの微笑みに一瞬見惚れたマスコミ達はすぐに我に返り、一斉にフラッシュをたいてエイドスの微笑みを写していた。



(まさかエイドス様御自身が参加するとは予想もしていませんでしたね、あなた。)

(ああ。エイリークの報告ではエイドス達のユミル滞在中にカレイジャスが現れたとの事だったからな。それを考えると恐らくはエレボニア帝国の味方をする為だと思うが……)

(フム……”ブライト”を名乗らなかったのは恐らくエステル達の為じゃろうな……)

イリーナの小声の言葉に頷いたリウイは真剣な表情でエイドスを見つめ、エイドスの自己紹介に疑問を感じたリフィアはエイドスの意図をすぐに察して納得した表情をし

(フッ、まさか”空の女神”をこの会議に参加させるとはな。)

(……彼女が参加したのは十中八九エレボニアの味方をする為でしょうね。)

(正直、驚きました。一体どんな手段で現代の国際問題に介入する気が無かった”空の女神”の心を変えたのでしょう?)

(あの方が”空の女神”……)

ヴァイスは感心した様子でオリヴァルト皇子達を見つめ、エルミナが真剣な表情で推測している中、目を丸くしているアルと共にユーディットは呆けた表情でエイドスを見つめていた。



「―――それでは改めまして。首脳の方々、およびこの場
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