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転生とらぶる
機動戦艦ナデシコ
1343話
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し面白いわね。最終的に何をどう考えるのか。少し興味深いわよね?」
「美砂、少し黒いわよ」

 親友の様子に、チクリと一刺し入れる円だったが、その円もやはり連合軍にいいように使われていると感じているのか、あまり愉快そうな顔はしていない。

「ま、もう少し我慢してくれ。連合軍の強硬派を暴発させる為には、いい餌を使う必要があるんだよ」
「そこまでする必要があるとは思えないけどな。いつもなら力尽くで強引にどうにかするのがアクセルらしいと思うんだが、何でまた急に?」
「たまには俺も知略で勝負しようと思ってな」

 正確には原作知識がないから、今までのように強引に事を運ぶのは少し危険だと判断した為だ。
 単純に原作知識がないだけならまだしも、強引に事を運んだ場合、微妙に嫌な予感がするんだよな。
 念動力って訳じゃないから、俺に危険がある訳じゃないんだろうけど。それでも色々と修羅場を潜ってきた経験から考えると、そんな感じだ。
 それにナデシコ世界との間で条約を結ぶにしても、地球にいる木星蜥蜴の排除というのは元々こちらから出す条件として入っていた。
 そう考えれば、地球の木星蜥蜴をどうにかするのはそうおかしな話じゃない。

「知略? アクセルが知略ねぇ」
「……何か言いたい事があるなら、はっきり言ってもいいんだが?」

 何かを言いたげなムウの様子にそう告げるが、ムウは口笛を吹きながら視線を逸らすだけだった。
 そうして色々とありながらも、俺達は2度目の木星蜥蜴殲滅作戦の日を迎える。





「では、シャドウミラー各機、出撃」
「了解。シャドウミラー各機、出撃して下さい」

 ナタルの命令を円が伝える。
 すると、シロガネからムウのアシュセイヴァーを中心とした機体が出撃していく。
 戦端を開いたのは、ムウのアシュセイヴァー。
 シャドウも持っている使い捨てのミサイルポッドから、S-11ミサイルを全弾発射する。
 放たれたS-11ミサイルは、ミサイルとは思えない程の速度で飛んでいく。
 この辺、シャドウミラーの技術班が作っただけあって、その辺のミサイルよりも余程速度がある。
 元々ミサイルってのは、その速度が遅い。
 いや、普通に考えれば速いんだろうが、ビームや重力波砲、そこまでいかずとも実弾のライフルとかマシンガンとかに比べると、どうしても遅く感じる。
 で、シャドウミラーのメンバーであれば、それこそ量産型Wであってもそれを撃ち落とすのはそう難しい話ではない。
 ……精霊の卵の隊員の中には、まだミサイルを撃ち落とせない奴もいるけど、向こうはまだ修行中のエルフ達なんだから仕方がないか。
 ともあれ、そんなシャドウミラーの面子にもそう簡単に撃墜されないようにと技術班が作り上げたのか、今ムウが使ったミサ
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