暁 〜小説投稿サイト〜
銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第八十六話 第七次イゼルローン要塞攻防戦(その2)
[4/4]
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
上げていく。すまん、ゼークト。要塞を守れなかった、卿の帰りを待てなかった。もう二度と酒を酌み交わす事も出来まい、すまん……。
■ 帝国暦487年4月24日 09:30 イゼルローン回廊 特設任務部隊ヤン・ウェンリー
「閣下、要塞から通信が入りました」
私はグリーンヒル中尉の声に艦橋のスクリーンに眼を向ける。帝国軍の軍服を来たシェーンコップがいた。彼にはやはり同盟よりも帝国の軍服のほうが似合うようだ。
「お待たせしました。多少機器の操作に手間取りましたが、もう大丈夫です。誘導波を出しますので入港してください」
艦橋に歓声が上がる。
「ご苦労様。では入らせてもらおうか」
艦隊が動き出した。ようやく折り返し地点、第二段階が終了しつつある。多少時間はかかったが大丈夫だ、特に問題は無い。要塞内に入ったら早急に次の手を打たなければならないだろう。これからが最後の仕上げだ……。
二時間後、イゼルローン要塞より駐留艦隊、遠征軍に対して通信が発せられた。
「反乱軍はイゼルローン要塞に大軍をもって来襲せり。先程の遠征軍からの救援要請は謀略なり。至急来援を請う!」
[8]
前話
[9]
前
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ