第6話
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さっきは、警察本部に任せるべきだって言ってただろうが?」
必死の様子のエリィにロイドが戸惑っている中ランディは真剣な表情でエリィに指摘した。
「あ………そう、そうよね………」
「エリィさん………」
(さて……どうしようかしらね……”銀”本人に連絡して事情を聞くことは簡単だけど、それをしたらロイドお兄さん達が成長できないしね。)
辛そうな表情で肩を落としているエリィをティオが心配そうな表情で見つめている中レンは複雑そうな表情で考え込んでいた。
「えっと……その、俺だって悔しいし、何とかしたいと思ってるさ。エリィがそう言うなら何とか別の手を考えて……」
「ううん、いいの………ごめんなさい。ちょっと疲れているみたい。」
「エリィ……」
「ま、今日は色々とやっかいな連中とばかり顔を合わせたからな。アルカンシェルに行ってイリアさんたちに報告したら戻って一休みしようぜ。」
「そうですね……それがいいかと思います。」
「そうね。一旦頭を休めて考え直せば、新たな一面が見えてくるかもしれないしね。」
「……そうだな。エリィ、それでいいかい?」
「ええ……みんなありがとう。それじゃあ、アルカンシェルに行きましょう。
その後ロイド達は”銀”の情報と捜査一課が警備に付く事を説明する為にアルカンシェルに向かい、ロイド達がアルカンシェルの近くまで来ると、劇場の入口が開き、スーツ姿の老紳士と青年が出て来た。
〜歓楽街〜
「あ……」
老紳士達を見たエリィは驚き
「おお……!?」
「エリィお嬢さん……!」
「!…………」
老紳士達もエリィを見て驚いた後、エリィ達に近づき、老紳士の傍にいる青年に気づいたレンは目を見開いた後真剣な表情で青年を見つめていた。
「おじいさま……アーネストさん。」
(え……)
(エリィさんのお祖父さん……?)
エリィが呟いた言葉を聞き、目の前の老紳士がエリィの祖父である事にロイドとティオはそれぞれ驚いた。
「フフ、なかなか会えないが元気でやっているようだね。仕事の方は頑張っているかな?」
「は、はい………まだまだ新人なので至らないところもありますが……マクダエル家の名に恥じぬよう精一杯、頑張らせてもらっています。」
「はは……前にも言ったが家のことは気にすることはない。そちらの諸君は、同僚の方々かな?」
「は、はい。」
そしてロイド達に視線を向けて尋ねた老紳士の言葉にエリィは頷き
「―――初めまして。クロスベル警察・特務支援課、ロイド・バニングスといいます。」
「ティオ・プラトーです。」
「どーも。ランディ・オルランドっス。」
「レン・ブ
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